【クラブ】FC大阪戦 松原良香監督記者会見コメントについて
2023年9月11日

9月9日(土)に行われました「2023明治安田生命J3リーグ第26節 vs.FC大阪戦 」の松原良香監督記者会見コメントについてお知らせいたします。

 


 

この度も我々の応援に、試合を見に来てくださりありがとうございました。

 

フレッシュ感がなく、アグレッシブではありませんでした。

いわてグルージャ盛岡が目指す攻守においてアグレッシブで、攻撃的なフットボールが微塵も見られなかった。これが敗因だと思っています。

 

選手たちも自分たちなりに一生懸命やってくれていたと思います。試合をしながら、また終わっても、もどかしさを持っていると思います。

 

今日(9月9日)静岡の三浦泰年さん、三浦知良さんのお父さん、納谷宣雄さんがお亡くなりになられました。
今こうして監督をさせていただいているのも、そのきっかけは、静岡FCの監督のお誘いをいただいた納谷宣雄さんのおかげです。

引退して「監督やるか?」と言っていただいて、それがあっての現在です。

今回はヤスさん(三浦泰年さん)からも「試合頑張れよ」と言われていました。
個人的なことになりますが、絶対に今日は監督になるための縁を、きっかけをいただいた宣雄さんのためにもやらなければならないという思いがいつも以上にありました。

非常にふがいない結果と内容に申し訳なく思っています。
いわてグルージャ盛岡のサッカーで最も重きを置いているのは得点です。その中で、不慣れな選手を、宮市剛をフォワードで起用せざるを得ませんでした。彼のボールタッチも、フォワードで出場していた時間では2桁に届いていなかったと思います。
真ん中のレーン、特に高い位置でボールを収めることができる。
それが2列目、3列目の選手が前向きの状態をつくれる。これができなかった。

 

相手はリアクションサッカーですから、いわてグルージャ盛岡がボールをもって、彼らが前向きにボールを奪ってダイレクトプレーでゴールに迫る。先制点も思い切ったダイレクトプレーのシュートでした。
自陣深くに攻め込まれてのプレーではありません。

 

そのきっかけとなったのも相手のセンターバックが出てこなく、相手の立ち位置を動かせなかった。
なぜか?それはトップのところにあると思います。もちろんそれだけではありません。縦の深さをとるプレーがなく、アクションもない。スピーディーでもなかった。今日は桐蒼太、オタボーケネス、加々美登生、チャンヒョンスがいない。ウィングが4枚かけていました。ドウグラス・オリヴェイラもいない、クリスティアーノもいない。トップの選手がいない。いてくれたら助かるのは間違いない。

 

若い選手はよりフレッシュで展開もスピーディーになる。でも僕はこの選手でやらなければいけない。個の選手で結果を出さなければならない。この選手たちをやる気にさせて、前向きにさせること。これが僕の仕事。僕がやらないといけないこと。信じて選手を起用しました。

 

でもフレッシュ感がなかなか出なかった。藤村怜からクロスが入って西大伍がヘディングで合わせたシーンなど少しはありましたが、もっと頻繁でなければいけないんですよね。
深津康太も一生懸命やってくれました。4人くらい前節から変わりました。そういうところだったと思います。

 

今回は、リーダーがいませんでした。リーダーシップをとる選手がゲームの中にいない。間違いなくみんな一生懸命にやっています。でもその一生懸命やっているのを一つにする。「引っ張る。俺がやる!」そこが足りなかったと思っています。

ベテランは経験がありますから、それをゲームの中に生かしてほしい。彼らともじっくり話して、今日のゲームにあたって経験を活かしたい、苦しいからこそ、彼らの力も必要になると思います。でも苦しいこと、試練は乗り越えられない人にはこないと思っています。

 

ものすごく悔しい。でも乗り越えられる人にしか試練は来ないと思っているので、それを自分が彼らにどう伝えるか。そこだと思っています。

「俺がやってやる」という選手、そういったフレッシュ感がいちばん足りないところでした。もう一度、「いわてグルージャ盛岡のサッカーはアグレッシブにやるんだ。これなんだ!」ということを提示しようと思っています。

 

私は諦めていません。
逃げも隠れもしません。
最後までやろうと。

 

パフォーマンスで負けたのは選手ではなく僕の責任です。ただそれだけ。シンプルです。

彼らは負けたことを複雑に考える必要はないんですよ。僕がちゃんとリーダーシップをとって、勝者のメンタリティーをもって導いていく。やらせるのではなく、選手が自発的に「自分たちがやるんだ」こうなっていくとこのチームはよくなると思います。

いろいろなことがこのチームには特別にあります。でも矢印を外に向けず、自分自身に向けて、強いハートでやっていこうと思っています。

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