8月12日(土)に行われました「2023明治安田生命J3リーグ第22節 vs.ヴァンラーレ八戸FC戦 」の松原良香監督記者会見コメントについてお知らせいたします。
この度もいわてグルージャ盛岡のゲームにお越しいただきありがとうございました。
悔しいの一言です。僕が選手の力を最大限引き出してあげられなかったことが非常に悔しく思います。
難しいゲームでした。雨の中のゲームはここでは初めてで、ゲームプランは立てていましたが、どのくらい水がたまるのか、ボールが滑るのか、水はけがいいのか、分かりませんでした。
今回のプランとすると、ボールを動かしながらテンポをつくって、相手を引き出しながら攻撃していくといういつもの形の中に加えて相手のウィークを突く。それが雨でできなかったです。
立ち上がりはセーフティーに行こうという中で、ロングボールが多くなりました。相手チームの特徴はアクチュアルプレーイングタイムが非常に少ない。ロングボールを入れて、セカンドボールを拾って、ロングスローをやって、フリーキックやコーナーキックになって、ゆっくりやって、こちらをイライラさせる。そういうチームの印象でした。
そこに我々はホームで勝たなければいけない。相手の思惑にまんまと乗ってしまった。今回は前線の4人がコンディション不良で使えませんでした。それで初めて新保海鈴が前でプレーするなど、いろいろな難しさが含まれているゲームでした。田平起也も一生懸命やってくれたと思います。トレーニングの中でアピールして、いいシーンも沢山出ていて。僕はトレーニングで頑張っている選手を起用したい。ただ、うちは失点も少ない。正直言えば4バックは崩したくなかった。でも前線がいなくて崩さなければならない。点を入れなければいけない。相手は守るチーム。カウンターとセットプレーとクロス。そこに特化したチームを相手に、溝にはまっていってしまったような試合になってしまいました。
なによりも怖さが前半はほとんどなく、そこには様々な要因があったと思います。そこも含めて後半、もっとアグレッシブさを出して、どんどんボックス内に入って、ゴールに迫っていく姿勢が必要でした。
中村充孝ももっと長い時間使いたい選手ですが、今のうちの台所事情と、次の大事な試合のことを考えると、長く使いすぎると試合に出られなくなる。そういう昨季、今季だと思います。リ・ヨンジも一生懸命やってくれた。今回のゲームは交代の時間は決めていました。一言で言えば、彼らの力を引き出してあげられなかった。そこは申し訳なく思っています。ただ、下を向く必要はない。勝ち負けはある。ここ最近のゲームは明らかに変わったことをみていて感じてもらえていると思います。そこが彼らの本来の姿ですし、もっとよくなります。
深津康太もだんだんコンディションが上がってきている。選手、スタッフと向き合いながら、いいところを出し合いながら次に向けて頑張りたいと思います。