【クラブ】奈良クラブ戦 松原良香監督記者会見コメントについて
2023年8月02日

7月29日(土)に行われました「2023明治安田生命J3リーグ第20節 vs.奈良クラブ」の松原良香監督記者会見コメントについてお知らせいたします。

 


 

この度も応援いただきありがとうございます。
ゲームは前半戦が奈良クラブ、後半戦がいわてグルージャ盛岡のゲームだったと思います。

皆さんが思われている通り、なぜ後半戦のような試合が前半戦からできなかったのか?という言葉につきると思います。

 

今回のゲームでいけば、前半戦で決めようということでやってきました。
それはガイナーレ鳥取戦を振り返って分析をして。ガイナーレ鳥取戦の後半戦20分間を、前半戦の頭から行い決着をつけようとしてました。
しかしなかなか背後を狙わない。その裏に飛び出さない。縦のボール、やってきたことがやれないという非常に消極的な入りになってしまったという所です。

 

今回は加々美登生をあたまから使いました。彼は活躍していたので。やはり一つ活躍したら頭から使おうと決めていました。久しぶりの頭からのスタートだったので、その辺りの頭の整理もそう、心の整理が難しかったのかもしれないなと思っています。彼なりに頑張ってくれたのは確かです。

とにかく前から捕まえたのかとか、守備の仕方が難しかった。

 

プランとすると相手の4-3-3の守備の時4-4-2で、攻撃の時は4-3-3で前3人で張って、いわてグルージャ盛岡のサイドバックをウイングがピン留めしていると。そこの中間ポジションに山本選手が入って、ファジーなポジションでは李栄直の背中に入ってうろうろしながらポジションをとる。それはもう分かっていました。ただそういうかたちをとりながら崩していく。
それと奈良クラブが得意なところは背後のスペースを前サイドの3トップが飛び出す、ここだった。
なのでよくクロスからワンタッチでウィングとか決めるシーンをよく目にしますけどそこをやってきました。
なので我々はミドルブロックを組みながらそこから出ていくというところにしました。


それが良くなかったのか、捕まえどころが守備の整理ができていなかった。
それで(ゴール)真ん中を通されたし、動かされすぎて、自由にやりたいように動かされすぎて、大切な中を絞るとか、中央を締めるとか。そういうところのサッカーにおいての原理と原則がうまくできなかったと。そこから中央通されての失点でした。
1番やってはいけない失点の仕方です。ど真ん中からシュートを打たれてゴールになるわけですから。前半戦はこのようなかたちで進みました。

 

後半戦はハーフタイムの時に、頭の整理をしたのと、どういうふうに守備して、どういうふうに向かって、どうやって攻撃していくか?それを提示しました。
あとは最も大切なことの、我々はアグレッシブに戦うんだと!ここが最もなかったので、ここを1番最初のところで持ちながら、今ここを修正するよ!を伝えました。

 

選手は後半戦からガラッと変わってそれをやってくれました。
そしてオタボーケネスのゴールは物凄く良かったです。
藤村怜からボールが出ましたけど、あれをトレーニングでやってきてたんです。やっとあそこで出て、なぜあれが前半戦から出ないのかと。多分理由があると思うので、ここも選手たちとしっかり向き合って彼らの意見を聞きたいと思います。
藤村怜がトレーニングから表現してくれていましたけど、オタボーケネスを活かしてくれた。そしてしっかりと決めてくれた。これはかなり明るいです。ドウグラス・オリヴェイラも献身的になってくれています。
そのあとの崩し方とか、前入れてサポート入って、いわてグルージャ盛岡の選手が出てきて、ボックスの中5枚入って、もう本来だったら1本入れば2点から3点4点と、極端に言えば5点くらい入ったのではないか?というゲームでもあったと思うんです。

ただ、ここでとれなかったのでしっかり向き合います。神様が与えてくれた課題だ思うので、あと1メートルのシュートを決めるとか、ここを今後トレーニングして次に向けて取り組んでいきたいと思います。

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