【クラブ】松本山雅FC戦 松原良香監督記者会見コメントについて
2023年6月27日

6月24日(土)に行われました「2023明治安田生命J3リーグ第15節 vs.松本山雅FC」の松原良香監督記者会見コメントについてお知らせいたします。

 


 

いわてグルージャ盛岡の応援に来てくださりありがとうございました。
正直選手たちのファイトは素晴らしかったです。

僕は攻撃的なフットボールを展開したいという中やっていますが、1-0のゲームができることは凄いことです。しかも相手は松本山雅FC。本来J1にいなければならないクラブです。あの規模間のチームに対して、1-0でこれだけの試合ができたことは選手をほめたいです。


ゲームはミラーゲームのような形になるであろう中で、「攻守における1対1が大事だ」と話して、アーリークロス、サイドチェンジが多いことなどを指示しながら、うちの前2枚とボランチ、センターバックのところで陣形をコンパクトにしながらボランチへのパスコースを消して、相手のボランチにゲームをコントロールされないようにセンターバックを押し出していくことを意識させました。

プレーの強度も上げていかなければならない。相手はロングボールが多い、クロスも多い、小松蓮というエースもいてセットプレーからのゴールも4割くらいを占めている。そこの対策をしてきました。

 

今週はハードスケジュールでした。カターレ富山戦、本来勝っていなければいけないゲームを落としてしまいました。でもそれが良い教訓になって天皇杯・横浜FC戦に生かされた。教訓とは戦う姿勢。「J2に戻るんだ、上げるんだ」という気概をみせろ、リスクをおかして攻撃に出ろ、ただし守備とのバランスをとりながら。よい守備からよい攻撃。まさに日本代表です。ここのコンセプトを共有しつつ、選手たちとやってきました。和田昌士のゴール、新保海鈴のアシスト。でもあれはみんなのゴールです。今選手に僕のコンセプトを落とし込んでいる最中。初めましての選手も多い中で選手たちはよくやってくれていると思います。

 

私はトレーニングがすべてだと思っていて、いろいろ要求しています。「ここはこうしてほしい」「こう取り組んだらもっとよくなるんじゃないか」、そしてプロサッカー選手としての在り方。ボトムアップ、ベースをつくっているところです。いま敗戦が続く苦しい中で、選手自身がやってくれた。よい守備からいい攻撃につなげてくれた。ボールをボコスカ蹴らないで、勇気をもってつないで動かしてゴールを目指す。私はもう1点取れた可能性もあったと思っています。
後半はあれだけ攻撃を食らって、攻められる時間帯もありました。耐える時間もありました。でも守備でもできるだけ前で守備をしようと。後ろで耐えて耐えて。そんなサッカーはこのチームに必要ない。ボックスから出て、チャンスがあれば点をとるんだ。ファイティングポーズを常に取って、腕を上げて、サッカーをしよう。それがいわぎんスタジアムにくるお客さんを増やすために一番大事なこと。私はそう思っています。フットボールは楽しいんですよ。選手たちも小さいころからそういう思いを選手たちはやってきていると思います。


今日もボールボーイが勝ったときとても喜んでくれました。これなんですよ。ホームゲームは一体感を持たなければならない。もっと選手にフォーカスしてもらって、町で見かけたら、「あ、グルージャの選手だ」って顔と名前が一致する。そういう文化を岩手に植え付けなければならないんです。それが世界のサッカーのベース。本当のサッカーをみせることで人は集まってくれると思っているし、勝ち方も負け方もある。本当にファイトしているかどうか。今日はその姿を、ファイトする姿を選手がみせてくれた。ただ、もっとできる。高め合える。もっとやれる。そう思いました。
お忙しいところ、みなさん、選手、チーム、クラブのために来てくださりありがとうございました。

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