本日行われました、明治安田J3リーグ第4節「いわてグルージャ盛岡vsガイナーレ鳥取」の中三川哲治監督記者会見コメントについてお知らせいたします。
お疲れ様でした。水曜日(3/17)の試合からメンバーを2人しか変えずに臨んだので選手の体が重いのはわかっていました。それでも、一番良いメンバーで臨んだつもりです。失点のシーンは3失点とも全て自分たちのミスなので、そのミスを修正できればあとは大丈夫なのかなと思います。攻撃は、前の試合(栃木戦)で繋げられたイメージがあったのでもっと相手の背後を狙いたかったのですが、徹底できなかった、徹底させられなかった自分が悪いのかなと思います。
Q.メンバーを2人しか変えなかったのはルヴァンカップの栃木戦で手応えを感じたからということでしょうか。
それもありますが、この連戦の中でももうちょっと戦えるかなと、2試合はやってもらわないといけないと思っていました。4月には6試合があるので、これくらいの体力やメンタルは持っていないと1年間戦い抜けないので厳しい中でも使って経験もさせたい。その中で勝てたら何も言う事はなかったですが、結果は負けてしまった。でも、この経験が今後4月とかの連戦に活きてくれば良いなと思います。
Q.風も吹いていて非常に難しい中でのゲームだったかと思いますがいかがでしょうか。
去年までいた選手は特にホームで風が強い事はわかっているはずで、最後の3失点目も(深津)康太はわかっているはずだし、コミュニケーションでカバーできる自分たちのミスなのでしっかりコミュニケーションを取れれば大丈夫かなと思います。
Q.手応えの部分で収穫があれば教えてください。
ミス以外に関しては、連戦で疲れた中でも繋いでシュートまで行けたこと。ただ、クロスに関してはもっと簡単に入れれる所がバックパスになってしまっていた。途中からは、クロスを上げられるようになっていたのでそこは評価できる点かなと思います。宮市に対してのヘディングの強さなどもあるので、前向きに考えています。
Q.先ほどの「徹底させるべき」とはどの点でしょうか。
相手の背後をとることを徹底させるべきでした。相手は簡単に我々の背後に蹴って来て、それに対してプレッシャーをかけて引っ掛けてシュートまでやってきました。J3になるとそういったチームは多くなってくると思うので、それをしっかり跳ね返す所と逆にひっくり返すやり取りをしたい。今日は、相手のしたいサッカーをやってしまったので、それを我々がやることを徹底したいです。
Q.連動の部分で右サイドの宮市選手、最初にシャドーに入った安達選手、ボランチに入った西選手の所が上手くいっていないように感じました。それが西選手をシャドーに移動させたり、安達選手を左に動かした要因だったのでしょうか。
そうですね。やはり(西)大伍の年齢的な部分で、前回(栃木戦で)70分80分近く出ていて疲れているということもありました。ただ、大伍がうちのチームのゲームメーカーなのでボランチで守備の部分のセカンドボールを拾えなくなっていた中で、セカンドを拾いたいということで大伍のポジションを一つ上げて安達をボランチにしました。大伍がボールをキープ出来れば(宮市)剛もどんどん上げられるようになるかなとイメージを持っていました。ポジションを移動させてから、少し落ち着いたかなと思いますが、ピッチ内でポジションを変えられるなら変えてやっていました。
Q.プレスの連動であったり、後ろが押し込まれた時に枚数が揃っているのに押し込めない場面が多かったように感じましたが、いかがでしょうか。
本当にその通りです。ベンチからも「押し出せ」という指示を出していましたが、怖がって出来ていなかったと思います。栃木戦では、そこを怖がらずにCBの余っている選手たちがどんどん前にいっていたのが今節は出来なかった。そこが相手のフリーを作ってしまった要因だと思うので課題として残りました。前の試合は出来ていて、今日出来ていないことが負けた原因かなと思います。これがコンスタントに1年間できるように修正していかなくてはいけないと思います。
Q.ルヴァンカップ栃木戦で出来ていて今節出来なかった要因はなんでしょうか。
ルヴァンで格上とやった時の気持ちの面でチャレンジャーとして戦えていた。そして、良いゲームが出来て勝てた、その感覚で今日もゲームに入ってしまっていて今日は今日のゲームという集中力が選手にとっては足りなかったのかなと思います。もちろん、疲れもあるとは思いますが、1年間通して連戦はあるので負けたのは良くないですが、こういった経験をできた事は良かったと思います。
Q.キャンプ中から「距離感」や「コミュニケーション」を強調していましたが、今日の試合においてはいかがでしたか。
見ての通り全くできていませんでした。3失点目は本当にコミュニケーション不足だし、ルヴァンでは攻撃も守備もすごく良い距離感で出来ていたのに今日は間延びしてしまっていて、ラインも低かったし後ろに重かったと思います。もっと勇気を持ってチャレンジして欲しいなとは思います。ここが、今期うちの生命線になってくると思うので、背後を取られても大丈夫なようにリスクも考えながらやり続けるしかないと思います。
Q.本日多くのサポーターがスタジアムに来てくれましたが、サポーターが作ってくれた雰囲気など感じるものはありましたか。
選手たちにとっては後押しをしてもらい体が重い中でも動かなきゃという気持ちになっていたと思います。ただ、その後押しに対して勝利を届けられなかった事は本当に申し訳なく思います。
Q.4月以降も連戦はあると思いますが、監督としてはやり続けることに重点を置いているのでしょうか。
やり続けることでどうやって変化していくのか。若手とベテランのチームで、ベテラン組は去年より良い体の状態で出来ていると思うのでうまく使いながら、ベテランが若手の良さも引き出してくれれば良いチームにはなるかなと思います。