【試合情報】2017明治安田生命J3リーグ第12節vs栃木SC 菊池監督 会見コメント
2017年6月11日

【菊池監督コメント】

立ち上がりのところで失点し、前半から相手のプレスに怖がらずにボールを動かしていこうということで徐々にボールの動くリズムであったりテンポは良くなりましたが、前半の課題として相手の組織をいかに崩すかという点があったので、後半はより正確で、横パスではなく縦パスを入れるといったところ、あとは精度を高めようということで後半に挑んだのですが、同点に追い付いてから自分たちのペースで押し込むことが出来た一方でカウンターを受けてしまったので、リスクマネージメントと、相手のドリブルといった個人技への対応を今後修正したいと思います。ゴールに迫るという点に関しては前節(第11節vsY.S.C.C.横浜)よりチャンスは作れていたので、そこは継続しながらあとは精度を高めて、次節(第13節vsガンバ大阪U-23)に臨みたいと思います。

 


【質疑応答】

■無得点で終えたここ2試合と比べてチャンスも増え、実際に得点も生まれた。違いはどこにあるのか?

(菊池監督):選手たちが怖がらずにボールを縦に入れる、そしてもう一度受け直すというのが出来たのが良かったのかなと思います。前節は相手の狙いどころを通さずサイドに流れてしまっていたのが相手に守りやすくさせてしまっていたと思うので、今日は相手の長いボールに対してこぼれたセカンドボールをかなり拾えていたと思うので、そこで合わせるように長いボールを蹴るのではなく、相手を見ながら足元で動かしていくことができたのが、良かったかなと思います。

 

■菅本選手をFWではなく右サイドのMFで起用した意図は?

(菊池監督):右サイドのところで数的優位を作って崩していくというのが見られなかったので、彼の特長である縦への推進力だけではなく、関わりのなかで崩してチャンスメイクをしていくことを期待して送り出しました。 ただ、ボールを受けてからパスという場面がすごく多く、前を向けばチャンスを作れそうなシーンが目立ったので、その点は課題かなと思います。

 

■守田選手を投入したのはシステム変更?

(菊池監督):そうですね。4バックにして2対1の状況を作りやすくするという意図で、前に行きたいという点とパスにずれが生じたので、もう少し右サイドのところで押し込みたかったという狙いがありました。後半に関しては谷口選手のところでボールが収まるシーンが増えたと思うのでそういった点をふまえてさらに突破できればいいかなという意図で送り出しました。

 

■後半は前半に比べてシュートの意識が高くなったように感じたが、指示によるものなのか?

(菊池監督):前半に関してはシュートの手前くらいでボールをロストするシーンが多くペナルティエリアのボックスの中に入っていくというのが難しかったので、後半は「ボックスに入っていこう」と伝えましたし、では入る為にはどうするか?となった時に、「前半はボールに対して人が寄り過ぎている、つまり入るスペースを失っているのでそこを修正しよう」と伝えました。ボックスに入っていくことに関してポジショニングを含めて前線の3人とボランチが加わっていく、空いたところにサイドの選手が関わるというのを狙いとした結果がシュート数が増えた要因だと思います。

 

■2失点目は監督の目から見てどうやったら防げたと思うか?

(菊池監督):あれだけドリブルで右サイドに流れるというのはかなり大きなスペースがあるということなので、ピンチの際のリスクマネージメント、あとはボールの失い方もそうですが攻めてる時のポジショニングが非常に大事かなと思います。

 

■本日の敗戦で2連敗となったが、次節に向けて修正したいところは?

(菊池監督):攻撃に関してはより精度を高めていくというところ、守備に関しては相手にスペースを与えてしまったなかでどんな準備をするか、ボールの動かし方を含めて想定しなくてはいけないと感じています。

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