【試合情報】遠野市サンクスデー2019明治安田生命J3リーグ第30節vsガンバ大阪U-23 菊池監督 会見コメント
2019年11月09日

<菊池監督コメント>

今日は遠野市長をはじめ、私の出身地である多くの遠野市の方々にスタジアムに足をお運び頂いて、本当に感謝しております。また、久しぶりのいわぎんスタジアムでのホームゲームということもあって、選手たちは「今日で連敗を止めよう」という強い気持ちを持って試合に臨んでくれました。その姿勢が前半によく表れていたと思いますし、連敗中に何度もあった「前半が良くて、後半に失速」というのではなく「後半も前から行こう」という全体の共有のもと、失点こそしましたが、3得点に繋がったのではないかと思います。ただ、奪った後のミスやリードしてから間もない時間で失点してしまい、後半を進めていく中での状況判断で統一感が薄れてしまったことが、結果に出てしまったかなと思います。もちろん勝っていないので今日の結果に満足することは一切ないですが、今日の引き分けを次節(11/19(日)第31節vsロアッソ熊本(A))での勝利に繋げていけるように準備していきたいと思います。

 


<質疑応答>

■負傷や出場停止などで何人かの選手を欠く中でのシステム変更だったと思うが、今日採用した4-1-4-1への手応えは?

(菊池監督):局面毎に切り取ってみるとかなり守備面では上手くハマったかなと思います。ただ、ボールを奪ってからシュートまで持ち込む、そのシュートを決めきるという部分で足りなかったと感じていますので、システムに関係なく当たり前のところは当たり前に出来るようにするということは徹底して追求していきたいと思います。

 

■今日の試合に臨むにあたって攻守両面においてどんな指示をしていたか?

(菊池監督):攻撃面では相手の背後を取るというところ意識し過ぎて、フィニッシュまで持ち込めずに奪われてカウンターを食らったり、中盤を支配されてしまうような試合が多かったので、GKを含めて全体としてボランチの選手を使って、相手の空いているスペースを使っていこうという狙いはありました。守備面はゴール前の危険な場面や人、スペースがズレてしまい、3失点目なんかは危ないスペースではあったもののそれよりもマークを外してしまっていたので、そこは継続して取り組むべき課題かなと思います。

 

■前節までの8連敗についてはどこに要因があったと感じるか?

(菊池監督):選手たち自身もやるべきことは分かっている、でもピッチ内で特に攻撃面で噛み合ってなかったことが勝ち点を落としてしまった要因だと思います。今日も例えばクロスの場面でニアに菊池(将太)選手が勢いよく飛び込んできているのに空いたファーのスペースにボールが上手く入っていかなかったり、狙いどころがないような攻撃をしてしまっていた部分が得点に結びつかず、なかなか勝てなかったと思います。

 

■連敗中は前半は悪くない内容の中で後半にペースを奪われて敗れてしまう試合が続いていたように感じたが、その部分で今日の試合はどういう意識を持って臨んだか?

(菊池監督):一番はイージーなミスを減らすことを伝えました。ここまでの8試合は特に奪ったボールを繋げず相手に奪われたり、ボールが空中にありフリーな状況なのに相手にボールを渡してしまっているようなシーンが重なったことが自分たちの流れを掴めなかった原因なのかなと思います。今日の試合でもミスがなかったわけではないですが、相手に流れを渡すほどのミスの数ではなかったと思います。

 

■今日の試合は両サイドバック(太田賢吾、菅本岳)が攻撃に絡み良いリズムを生み出していたように感じるが、残り4試合の中で変更するのか?

(菊池監督):システムに関しては今シーズンいくつか試しましたが、システム云々ではなく相手の空いているスペースを見極めて突いていくということを今後も徹底していきたいと思います。

 

■今日は3ゴールも含めてポストに弾かれる場面も多くチャンスの数はこれまでより飛躍的に増えていたように見えたがどこに要因があると感じているか?

(菊池監督):選手たちが「前から行く」というのを体現したことに尽きると思います。コーナーキックもかなり取ったと思いますが、それは前から圧力をかけているからこそだと思いますので、そこは選手を称えたいと思います。

 

■前線からのプレッシャーは特にサイドでの追い込み方がかなり機能し、相手の出しどころがないところをしっかりと回収して試合を支配していたと思うが、一方で後半は数的同数で奪いに行ってかわされてスペースを使われるシーンが目立ったが、そこへの対応はどう考えていたか?

(菊池監督):同数の状況では相手の方が狭い局面でのパス回しや打開という意味では上手だったのかなと思います。なかなか試合中に改善しきれませんでしたが、そこは継続して同数で奪い切る、または数敵優位を作って確実に奪うトレーニングを重ねていくしかないと思います。

 

■グルージャと比べると相手は決定機の数は多くなかったように見えたが三度追い付かれてしまったことに関する守備についてどう考えているか?

(菊池監督):状況や時間帯などを見極めてチームとして「どこが危険で、どこでスペースを与えてはいけないのか?」ということをピッチ内で意思統一が必要なのかなと思います。相手の決定機を作られる時は相手の2列目の選手についていけていなかったりしたので、もちろん一人一人が守備意識を持った上で、個人頼みではなくチーム全体での守備という意識を持つことが必要だと思います。

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