【試合情報】遠野市サンクスデー2018明治安田生命J3リーグ第25節vs福島ユナイテッドFC 菊池監督 会見コメント
2018年9月30日

■菊池監督コメント

今日は雨という天候にもかかわらず、グラウンドに足を運んで下さった方々に感謝したいと思います。遠野市からも多くの方に来て頂いて本当に嬉しく思いますが、勝利を届けられなくて残念に思います。試合の方は「守備から入ろう」という狙いという意味では、前半含めて良いペースで進められたかなと思います。アンラッキーな失点もありましたが、得点した後の7分間でミスからやられてしまいました。ああいったところをしっかり締めることが出来ないところがまだまだ課題かなと思いました。3点目を取りに行けなかったところは残りのゲームでプラスアルファにしていきたいと思います。勝てる試合を勝ちきれないところが全く足りない部分だとは思いますが、これまでの試合の傾向として2点取られて1-2になったところを今日はまた追い付けたという面はプラスに捉えたいと思います。

 


<質疑応答>

■今日のスタメンは3バックが前節と同じ3枚(久保海都選手、福田友也選手、稲森克尚選手)となった。出場停止明けの田中憧選手が帰ってきたにもかかわらず同じ3枚を選んだ狙いは何か?

(菊池監督):狙いはニウド選手の高さを封じたい思いがありました。ニウド選手は、ボールのファーサイドに流れてくるというところがありつつ、それでも真ん中にも入ってくるというところも含めて、高さのあるディフェンスラインにする狙いと、少しずつですが、ラインコントロールが息が合ってきたところ、前節無失点で勝利した事も含めての狙いでした。

 

■先制した直後の戦い方、どういうプランで、その後どうなっていくかという部分が欠けてしまっていることが、ミスや嫌な取られ方に繋がっていくのか?

(菊池監督):取られ方もそうですが、やはり点を取った後に「受けるよりは前に行こう」という事を選手達と共有していたのに、大事な局面、展開でのボールの動かし方であったり、どこにボールを納めていくかということが少し全体的に足りなかったかなと思います。

 

■小泉勇人選手は今日はかなりビッグセーブが多く、得点に繋がった相手の前線からのプレスを外すようなパスもあったが、彼に対する評価は?

(菊池監督):前節もそうですが、GKの活躍があると勝利に近付くのは間違いないと思います。リードしている状況で何本かビッグセーブが出ると失点をしないという意味でもそうですし、チームに安心感をもたらしてくれると思っています。もちろんビッグセーブをしなくてはいけない状況を作らないのが守備面では理想ですが、今日の試合も勝利こそ出来ませんでしたが負けなかったという意味ではかなり彼の存在感が大きかったし、起点にもなれた。2失点ではありましたが、彼だけの責任ではないし、試合を通じて良かったと思います。チームにもだいぶフィットしてきたなと思います。

 

■今日で言うところの3点目、勝ちきるためのゴールをどのようにすれば取れるか、そのイメージはあるか?

(菊池監督):押し込まれた時に、今日もカウンターでゴール前まで持っていけたシーンがあるのですが、そこの戦術的にカウンターを狙うというところに関しては良かったと思います。ただそこからフィニッシュまでの持っていき方の精度が少しずつですが低かったかなと思いました。もちろん、カウンターだけではなく流れの中でしっかりと我々がボールを奪いに行き、2-2の状況でマイボールにして起点を作り、攻撃をしてくことも必要不可欠だと思います。あとは「3点目を取りにいく」という強い気持ちが無ければやはり始まらないと思います。技術的なところも含めてもっと前に出ていくということがポイントだと思います。2点目を取った時も宮市選手が50mくらい、1歩目から「追い付く」という気持ちの表れがあのクロスに繋がって、藤沼選手もそれを信じてあそこに飛び込んだというところが良かったと思います。少しでも気持ちがネガティブになっているとあのようなシーンは生まれないと思いますので、今日はその点が良かったと思います。

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