【試合情報】永大産業プレゼンツ 2017明治安田生命J3リーグ第22節vsブラウブリッツ秋田 菊池監督会見コメント
2017年9月10日

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■菊池監督 コメント

ゲームの結果としては1-3ということで、試合の入りとしてはどんどん背後に入っていくという狙いの中で変化が出てきたところで、しっかりとボールを付けていこうということで、臨んだのですけれども、前半からドリブルでの侵入を含めて球際の攻防というのを高めていく必要があると感じました。秋田のような力のあるチームに対して、”受ける”のではなく、自分たちが主導権を握って仕掛けていく姿勢を見せたかったのですが、なかなか結果につながりませんでした。

 


質疑応答

■敗れる試合が続くなかで、毎回違った課題があるのか、根源的に解決できていない課題があるのか、教えて欲しい。

(菊池監督):今日に関しては前節より良いゲームはできたと思います。ただ、課題として挙げられるのは個人の「1対1」の部分かなと思います。球際での競り合いでマイボールにする回数が少ないと思います。練習でも取り組んではいるので、もっと要求して高めていきたいと思います。

 

■現状を打破するものとして必要なものは?

(菊池監督):選手、スタッフ全員が勝利の為に、日々準備をしています。ゴール前の意識が希薄というか足りないと感じているので、日頃の練習から100%以上のものを常に出せるように、レベルアップしていく必要があると思います。

 

■勝利の為に準備するとは具体的にどういうことか?

(菊池監督):トレーニングで積み上げたものを試合で発揮する努力をし続けることです。現状、相手の”背後を取る”という意識が低いので、どうしても足元で収まってから、その選手を周りが追い越していくというプレーが少なかったので、まずサッカーをする上で”ゴールを目指す”という基本的なことを、その過程としてショートパスであろうが、ロングボールであろうがその前提を忘れずに、前への推進力をチーム全体で見失わずにプレーしようというのが取り組まなければいけないことだと思います。

 

■前節に続き、久保(海都)選手を4バックの左サイドバックとして起用した。しかし、前節、今節と似たようなシーンで失点したが、彼を起用した意図は?

(菊池監督):怪我人の状況もありますが、前節と今節は相手のロングボール対策として、起用しました。

 

■選手交代について、それぞれの起用の意図は?

(菊池監督):どうしても、流れの中で相手の裏でボールを受けるプレーを必要としていたのですが、谷村(憲一)選手、土館(賢人)選手はどちらかというと出し手の選手なので、彼らに関してはチャンスメイクの部分に期待して送り出しました。菅本(岳)選手と交代させたのは、単純に疲労が見えたからです。キムホンヨン選手についてはゴールを期待しての起用でした。

 

■前節を終えて「秋田のような相手には戦う姿勢を見せなくてはならない」と話していたが、実際、今日の試合を終えて選手たちのプレーは、監督から見てどのように映ったか?

(菊池監督):”戦う”という姿勢は試合前にキャプテンである土井(康平)選手からも「全員でやるぞ」という言葉もありましたし、意識はあったように思います。五分五分のボール、統計を取らないとわからない部分もありますが、我々が相手の選手とぶつかって転ぶというようなシーンは減ってきたと感じています。

 

■今日の試合における収穫、上積みになった部分は?

(菊池監督):今日は「裏を取っていく」という共通理解のなかでのプレーが見れたので、そういう意味では収穫です。そのなかで相手の変化に対していかに崩していけるかというところまでいけると想定していましたので、そこに関してはもっとできたかなと思います。試合の終盤で谷口(堅三)選手に斜めのボールが入っていったりしていたので、入れるだけでなくフィニッシュも含めて、そういった部分の精度をもっと高めていきたいと思います。

 

■秋田の前線の選手(前山恭平選手、久富賢選手)というのが脅威というのは前回対戦時からわかっていたと思うが、結果的に彼らに仕事をされてしまった。その点についてはどうか?

(菊池監督):秋田はそこにボールを入れてくるというのが明確に狙いだったと思うので、ボールの出どころにプレッシャーをかけて抑えていきたかったのですが、全くかかっていなかったわけではないですが、かかりきっていなかったのは一人一人のポジショニングのミスがあったかなと思います。1対1でマークを剥がされてしまったシーンは練習でもっと取り組まなければいけない部分だと思いますし、我々にああいった特長のあるドリブルをする選手というがなかなかいないので、そういった意味でもそこを補えるように、日頃のトレーニングで100%以上のものを発揮して欲しいです。

 

■今日の敗戦でリーグ記録の7連敗。それについては?

(菊池監督):非常に残念ですし、応援して下さる皆さんには申し訳ないと思いますが、自分への教訓としてやっていくしかないと思いますので、次節も勝つための準備をしていきたいと思います。

 

■ここまで勝てない最大の要因はどこにあると感じているか?

(菊池監督):まず、ゴールを奪えていないことですね。今日もチャンスはいくつか作れていたと思いますが、最後の精度というのが足りず、ゴールに結びつかなかったので、まずそこの課題をクリアしていきたいと思います。

 

■1-3というスコアで、今日の試合を迎えるにあたって準備をしてきたなかで”1得点に終わったこと”と”3失点してしまったこと”はどちらがチームの抱える問題をクリアしていく上で悔しい結果となったか?

(菊池監督):どちらというと失点の方ですね。ドリブルで剥がされたこと、マークしていた選手にやられてしまったというところは、1対1という局面なので、”失点”という現象として起きた部分だけでなく、その他の場面も含めてチーム全体で意識していかないと変わっていかないので、そこを求めていきたいと思います。ただ、逆転されてしまったものの、前半で一時同点にすることができたので、その点については良い兆候かなと思います。

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