【試合情報】ベルジョイスPresents 2017明治安田生命J3リーグ第21節vsギラヴァンツ北九州 菊池監督会見コメント
2017年9月03日

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■菊池監督 コメント

結果から言うと、また得点が取れずに連敗を止めることができなかった。ゲームの入りとしては「相手の背後を狙っていこう」ということを意識して臨みましたし、今週はその意識でトレーニングを重ねてきました。しかし逆に相手にシンプルに背後を取られてしまった。1失点目も2失点目も同様の形でやられてしまったので、後半はサイドを活性化させて、マークをはっきりさせようということで指示はしましたが、なかなかゴールが奪えず逆にカウンターで3点目をとられてしまいました。

 


質疑応答

■今日の試合で6連敗。今の心境は?

(菊池監督):応援して下さる方々は私以上にガッカリしていると思います。次に向けて試行錯誤を繰り返しながら良いところを引き出すために、やっていくしかないとは思いますので、諦めずに続けていきたいと思います。

 

■個人的な見解で大変恐縮だが、ここ未勝利の7試合は試合を重ねるにつれて内容も結果も悪くなっているように見えるが、監督としてはどうか?

(菊池監督):相手が毎回同じでこの結果ならそうかもしれませんが、相手は毎回違いますので一概に比較はできません。それぞれの相手が講じる対策も違いますし、こちらの状況も毎試合同じではありません。今節に関しても八角選手が負傷により出場できませんでした。相手が高さに強みがあるので、こちらも高さ対策を用意しなくてはなりませんでした。勝負では負けてしまいましたが、ご指摘頂いた、試合をするたびに悪くなっているとは、私は思いません。

 

■試合の終盤で3枚目の交代を残しているにも関わらず、W-upしていた選手をベンチに戻していた。傍からみると勝負を諦めたと捉えられてもおかしくないような光景に見えたが、どのような意図があったのか?

(菊池監督):3人目の交代枠というのは試合の流れで出す、出さないというのが決まります。ただやみくもに選手を投入すれば良いというものではありません。できれば途中出場した選手含めて、今出ているメンバーがピッチ内で問題をクリアしていくのがベストです。もちろん途中出場する選手はフレッシュなので自然と運動量は多くはなると思いますが、それだけで解決するほど簡単ではない場合もあります。今日に関しては、出ていたメンバーでクリアして欲しかったという思いがありました。

 

■今日は相手の池元(友樹)選手に前回対戦同様に2得点を奪われた。彼への対策、また、その対策で上手くいかなかった部分を教えて欲しい。

(菊池監督):前半は池元選手へのボールの出どころに対してかなりルーズになっていて、こちらの守備の仕方としては、人もケアしながらスペースもケアするという方法を優先しているので、後半は特にそこをはっきりさせましたが、上手くいかなかった要因はボールの出どころへプレッシャーがかかりきっていなかったことだと思います。

 

■DFラインは前節から左SBに久保選手を起用した。本職である森選手や守田選手がいるなかで久保選手を起用した意図は?

(菊池監督):相手をスカウティングしていくなかで、試合を進めると長いボールが増えてくるという印象だったので、前回対戦時もそうですが、こちらが押し込まれる展開になると長いボールが増えてきていたので、高さ対策という意味で起用しました。フィジカル面でミスマッチが生まれることを警戒していたので、そこで後手を踏みたくはなかったです。

 

■今日はここ2試合スタメンで起用していた土館選手ではなく、久しぶりのスタメン出場となる垣根選手を起用したがその意図は?

(菊池監督):戦術的に守備に関する理解力という部分で土館選手ではなく垣根選手の方が優れていると判断して、彼をスタメンで起用しました。

 

■2失点目はサイドからのクロスからだったが、クロスを上げた選手に対して全くプレッシャーがかかっていなかった。そこだけでなく90分を通じてそういったシーンが目立ったような印象だがどう感じている?

(菊池監督):球際に関しては、ボールに近い選手がプレッシャーをかけるというのがチームとしての約束事でもあるので、誰が行くのかというのを、その場の判断でもありますが、もっと全員で共有、徹底しなくてはいけないなと思います。

 

■前節の栃木戦、今節の北九州戦、次節の秋田戦と上位との対戦が続くなかで、上位チームと対戦する上でポイントとなる部分は?

(菊池監督):まずは気持ちで負けないことですね。ミスは起こりうるものなので、して良いわけではないですが極力減らしていきながら「戦う」という姿勢を見せられるように準備はしています。今日の試合でも決して出来ていないとは思いませんが、もっと見せられると思います。

 

■今後の試合に向けて浮上する、そして勝つために重要なことは何と捉えている?

(菊池監督):まずは先制点だと思います。先制点を奪われるという試合が今シーズンは多いので、立ち上がりの入り方、今日に関しては押し込まれたら押し返していこうと臨みました。結果ゴールも奪えず敗れてしまいましたが、次節以降も”先制点”という部分は意識して臨みたいと思います。先制点を奪う上で前線の選手が重要になってきますが、ここ最近の試合で谷口選手を途中から使っていることで、相手はとても警戒すると思います。そのなかでモビリティで変化を付けて、バリエーションのある攻撃が出来れば、得点の可能性は高まると思います。

 

■今日の試合で、次へつながるものがあれば教えて欲しい。

(菊池監督):前半と後半とでゲームの流れは違ったものになったと思います。単純にシステムや人の配置を変えたので違ったのもありますが、前線からのプレッシャーというのは後半の方が比較的できていたので、そこは次につながるかなと思います。ただ、前線から追って行って長いボールを蹴られると前と後ろで分断されてスペースが生まれてしまいます。そのスペースのケアという部分をチームとしてどうしていくかというのが今後への課題だと思います。

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