2025年11月16日(日)開催の第27回日本フットボールリーグ(JFL)第29節、いわてグルージャ盛岡 vs クリアソン新宿の試合結果についてお知らせいたします。
| ◆◇◆ 試合結果 ◆◇◆ |
いわてグルージャ盛岡 1-3 クリアソン新宿
(前半:0-1/後半:1-2)
| ◆◇◆ スターティングメンバー ◆◇◆ |
【いわてグルージャ盛岡】
大野来生、金沢一矢、柳世根、西大伍、弓削翼、河合秀人、冨久田和真、新玉瑛琉、小林祐希、藤島樹騎也、藤本憲明
【クリアソン新宿】
浅沼優瑠、坂本修佑、米原祐、相澤佑哉、吉田将也、高橋混也、澤井直人、中山雄登、村越健太、佐野翼、前澤甲気
| ◆◇◆ 得点者 ◆◇◆ |
【いわてグルージャ盛岡】
81分 No.11藤本憲明
【クリアソン新宿】
6分 No.47前澤甲気
65分 No.99中山仁斗
96分 No.99中山仁斗
| ◆◇◆ 公式記録 ◆◇◆ |
公式記録はこちらから
※速報版のため、変更が生じる場合がございます。
| ◆◇◆ 星川 敬 監督コメント ◆◇◆ |
◾️総括
本日は最終戦に近い試合で、中村充孝選手・西大伍選手のセレモニーも控えている中、
「2人に勝利を届けたい」という気持ちが強く、序盤はやや空回りした部分もありました。
内容自体は今季を象徴するようで、シュート数も多くチャンスは作れていましたが、
少ない相手のチャンスを決められてしまう、という課題が今日も出てしまいました。
得点源が藤本・小林に続く3人目がなかなか出なかったことも、
シーズン通しての課題だったと思います。
ただ、シーズン終盤にかけて若い選手も台頭し、
「来年につながる片鱗」は見せられたと感じています。
◾️質疑応答
-今季の総括と、来季に向けての意気込みをお聞かせください。
残り1試合という状況ではありますが、昇格や降格の有無に関わらず「サポーターの皆さまへ勝利を届ける」ことが我々の使命です。
若い選手たちも出場機会が増えており、来季につながる姿を示せるかどうかが重要だと考えております。
また、中村篤孝選手・西大伍選手のように“サッカーへ真剣に向き合う姿勢”を、若い選手が受け継いでいくことも大切です。
そうした思いを胸に、岩手のために戦ってほしいと感じています。
-後半、相手がハイプレスをやめた後にリズムを作れなかった要因は何でしょうか。
システム上ミラーゲームの形となり、特にウイングの局面で質的優位を作れなかったことが大きかったと感じています。
中央エリアは問題なかったのですが、最終局面で剥がしきれず、相手のブロックを崩し切れませんでした。
一方で、岡﨑選手の使い方など、新たな形から得点につながった部分もあり、成長を感じた場面もありました。
-今季、勝点が伸びなかった最大の要因はどのようにお考えでしょうか。
夏以降、主力選手の負傷離脱が重なり、計算できる選手が不足したことは大きかったと思います。
また、ウイングの得点や脅威が十分に出せず、想定していた攻撃の形が機能しなかった試合もありました。
ベテラン選手は安定したパフォーマンスを出してくれましたが、伸びるべき若手が想定より伸びきれなかった部分もあります。
さらに、夏場以降の「勝たなければならない」という強いプレッシャーの中で、引き分けでも拾うべき試合を落としてしまった点も反省材料です。
-順位状況に応じた若手起用の方針と、主力選手の退団発表について、監督としてどのように捉えていますか。
順位が離れた時期には、現場判断として若手を多く起用し、来季につながる経験を積ませる意図がありました。
ただし、勝利が必要な試合ではベテラン選手の力が必要な場面もあり、その都度最適なメンバーを選んでいます。
また、退団や契約に関する決定は強化部が行っており、私自身もファンの皆さまと同じタイミングで情報を知った部分があります。
来季の編成に関しては、現時点では不透明な部分が多い状況です。
-今日の試合で、契約関連の報道などは選手へ影響していたのでしょうか。
本日の試合においては、その影響は大きくなかったと思います。
それよりも、中村充孝選手・西大伍選手のラストゲームに対し「良い形で送り出したい」という思いが強すぎ、
序盤は気持ちが前のめりになってしまった選手もいました。
2人はチームに大きな影響を与えた選手であり、最後の監督として彼らを送り出せたことは、私自身にとっても大きな経験でした。