2025年7月12日(土)開催の第27回日本フットボールリーグ(JFL)第16節、いわてグルージャ盛岡 vs ヴィアティン三重の試合結果についてお知らせいたします。
◆◇◆ 試合結果 ◆◇◆ |
いわてグルージャ盛岡 2-0 ヴィアティン三重
(前半:2-0/後半:0-0)
◆◇◆ スターティングメンバー ◆◇◆ |
【いわてグルージャ盛岡】
名良橋拓真、嶋津柚杏、中里崇宏、西大伍、弓削翼、小暮大器、嫁阪翔太、新玉瑛琉、小林祐希、藤本憲明、岡﨑大志郎
【ヴィアティン三重】
稲葉 亜我志、伊従 啓太郎、饗庭 瑞生、上田 駿斗、池田 直樹、村瀬 悠介、安西 海斗、松浦 蒼波、青戸 翔、山田 晋平、寺尾 憲祐
◆◇◆ 得点者 ◆◇◆ |
【いわてグルージャ盛岡】
4分 No.17岡﨑大志郎
36分 No.11藤本憲明
◆◇◆ 公式記録 ◆◇◆ |
公式記録についてはこちら
※公式記録は速報となり修正が入る場合もあります。
◆◇◆ 星川 敬 監督コメント ◆◇◆ |
▪️総括
前半戦が終わり、5試合負けなしという流れの中で迎えた前節でしたが、自分たちのサッカーを出せず、不甲斐ない内容となってしまいました。そこで今日は「開き直る」ことをチーム内でテーマに掲げ、試合に臨みました。
結果的に3点目を取れなかったことには不満が残りますが、順位や状況を踏まえても、自分たちのスタイルをやり切れたことが勝因だったと感じています。特に、これまでの連戦ではダイナミックな部分を出せた試合も多く、そこがうまく融合してきている印象もあります。
一方で、リードしている時間帯のゲーム運びには課題が残りました。ピッチ上での自主性や声かけ、試合を締める力がまだ足りておらず、小林らにその役割を依存している現状が露呈した場面もありました。
前半のような流れを後半も維持し、追加点を取って試合を決めきることができれば、もっと安心して終えられたはずです。交代選手のパフォーマンスも含めて、まだチームとして「やりきる」部分に改善の余地があります。
▪️質疑応答
──開き直りというお話がありましたが、縦に早く、狭いスペースにしっかり入れるプレーが印象的でした。あのあたりが今日のテーマだったのでしょうか?
そうですね。最終的に自分たちがJFLに合ってないというか、ビビらずに自信を持ってプレーしてほしいと思っていた中で、それが今日は出せた。まだ2つのことを同時にやるのが難しいという課題もありますが、我々はダイナミックさを持っているチーム。5連戦の中でもダイナミックな試合が多かったですし、それと組み合わせていければ、より良いチームになると感じています。
──2-0で折り返した場面でのハーフタイムの声かけは?
2-0の展開では、いつもならロングボールに頼るなど流れが変わってしまいがちでしたが、今日は前半と同じようにやること、そして3点目を取りにいくことを大事にしました。
実際には3点目を決めきれず、交代選手も機能しなかった部分があったので、そこは反省点です。ワイドの選手の人選変更もありましたが、前半戦で活躍しきれなかった選手たちには責任を感じてほしい。結果を出さないと残っていけない世界なので、そこに甘さを感じました。
── 残り20分ほどで押し込まれた場面について、運動量の面での問題は?
ボールは動かせていましたが、その時間帯で少し落ちたのは感じました。今日は気温も涼しかったですが、それでも後半に落ちる部分があった。
交代も含めてもう少し動かさないといけなかったかもしれません。ただ、決められるチャンスがあったので、それが決まっていればあの展開にはならなかった。守備でもリズムを取り戻せるようにしていきたいと思います。
── 「負けないチームになるために必要なことはできている」と以前おっしゃっていましたが、現在の状態についてどう感じていますか?
メンバーの見極めも進み、怪我人も戻ってきている中で、先制できている試合が多いですし、攻撃の形やゲーム運びも整ってきています。
前回対戦の映像もあるので、対策はしやすくなっています。我々が上位陣をかき回せるチームだと思っていますし、残り2試合もしっかり良いゲームをして、シーズン中断明けに向けて良い流れをつかみたいです。
──観客が2500人を超えた中での今日の試合をどう捉えていますか?
期待値が高い分、「また来たい」と思ってもらえるサッカーをしなければならないと思っています。そういう拍手をいただけたのは良かったと思いますし、終盤戦に向けて観客動員も大事になってくるので、引き続きスタジアムに来てもらえるサッカーをしていきたいです。
──2-0で勝利したとはいえ、さらなる課題として意識していることは?
今は得点するべき選手がある程度取ってくれていますが、ワイドやシャドーの選手にも得点がほしいところです。そういうポジションからの得点が増えないと、上にはいけません。
沖縄SVやティアモ枚方は複数の選手が5点、4点と取っている。サッカーのスタイルとしてはおかしくないのに取り切れていないというのは、選手たちが伸び切れていない証拠でもある。そこは意識を変えていかないといけないですし、選手たちにはもっと奮起してほしいですね。