【試合情報】5/18(日)ミネベアミツミFC 試合結果につきまして
2025年5月18日

2025年5月18日(日)開催の第27回日本フットボールリーグ(JFL)第9節、いわてグルージャ盛岡 vs. ミネベアミツミFCの試合結果についてお知らせいたします。

 

 ◆◇◆ 試合結果 ◆◇◆

 

いわてグルージャ盛岡 0 - 1 ミネベアミツミFC

(前半:0-0/後半:0-1)

 

 

 ◆◇◆ スターティングメンバー ◆◇◆

【いわてグルージャ盛岡】

名良橋拓真、嶋津柚杏、松村航希、山内舟征、濱名真央、深堀隼平、中里崇宏、嫁阪翔太、小林祐希、小松寛太、藤島樹騎也

 

【ミネベアミツミFC】

天本幹士郎、越野雄太、長江皓亮、鷹巣直希、桑原海人、縄靖也、髙原大知、澁谷雅也、木橋朋暉、大脇瑞城、髙瀬太聖

 

 

 ◆◇◆ 得点者 ◆◇◆

【いわてグルージャ盛岡】

なし

 

【ミネベアミツミFC】

髙原大知

 

 ◆◇◆ 入場者数 ◆◇◆

1303人

 

 

 ◆◇◆ 公式記録 ◆◇◆

公式記録についてはこちら

※公式記録は速報となり修正が入る場合もあります

 

 

 ◆◇◆ ワイズマン賞 ◆◇◆

なし

 

 

 ◆◇◆ 星川 敬 監督コメント ◆◇◆

■総括

「(連敗している中で)自分たちのやりたいサッカーをとは言える状況ではなかったので、ある程度、天皇杯と同じように少し高さを生かしたことと、前半をしっかり無失点で終わることを念頭に置いて、相手に少しボールを持たせても我々が揃った状態で守備をする、というテーマで臨みました。前半0-0で終わったのですが、ピンチな場面もありました。攻撃の形では「スピードがあって相手の背後を取る選手」を多く使ったのですが、その選手たちがこういう(連敗してうまくいっていない・是が非でも勝たなければならない)状況の中で委縮していたのか1対1の場面で優位に立てなくて。

ただ、一応0-0で試合をターンしたので、それで後半パワーアップして最初の方はチャンスをつくるようにしたものの、セットプレーからの失点というのが、連敗している中では起きてしまう。注意はしていましたけれど、起きてしまった。そしてそれに対して逆に跳ね返す力がなかった。可能性があったとしてもドローだったのかなという気もします。相手はリードしていたら体も張りますし、試合が終わった直後の今いえる感想の範囲ではありますが、スピードを持つ選手たちを起用することで充分戦えると思ったのですが、結果的にはうまく力を発揮できなかった、そこに要因があると捉えています。

 

小林に関しては、アンカーポジションでボール散らすことは前半でもやってくれていて、スライディングでシュートブロックをするなど、ベテランはベテランらしくやってくれたのですが、今まだ結果を出せていない選手たちがなかなか本領発揮には至っていないので、そこはなんというか……。やっぱり得点を取ってきていない選手たちの多さというか、そういった意味でもなかなか難しいのかなと感じています。

 

昨日のJリーグを見ても取るべき人は点を取っていますし、そういう風に、覚醒して点数を取るところになかなか至っていない。3試合連続で少し(長いボールを)入れてくるチームに対しての対応はある程度、0-0の段階ではできていたのですが、全て跳ね返すパワーを出し切れないのか、という印象です」

■質疑応答

──戦い方を少し変えたのかないう印象でしたが、まずはこの試合の戦い方の意図はどういったところか、改めて教えてください。

「高い位置からボールを保持して切り替わった瞬間にカウンタープレスにいってボールを回収する、というのは今までの我々のやり方ですが、それに対してのリターンがすごく少なく、飛鳥戦のようにそこからカウンターされるというシーンが多かったので、「カウンターをされないような守備」がテーマでした。攻撃に関してはややミックスですが、(自分たちが志向するサッカーに)振り切らない中で、ある程度相手にボールを持たせても、そんなにクオリティーがないんじゃないか、という形で(ブロックを)組みました。

その中で前半右サイドを崩されたシーンがあったのですが、守備に関しては、おおむねそのようなイメージです。

ただその分、攻撃のところでその良さが出なかったので、ゲームプランとしては0-0でのターンは致し方ない部分はありました。しかしながら、そこからの後半がやっぱり課題で、(前後半で)バトンを受け渡すみたいなイメージは2週間かけて伝え続けてきたのですが、そのバトンがなかなかうまく繋がらない中、前半の出来的に相手も疲労していなかったこともあって、手痛い結果となってしまいました」

 

 

──やはり結果が出ていない現状で、監督の考えと選手の中での考えの認識のズレという面について監督自身はどう考えていますか?

「今までのサッカーがもしかしたら苦手な選手もいたかもしれない中で、今日はどちらかというとスペースでのプレーやスピードを生かしたプレーが得意な選手たちを起用しました。ただ、そのクオリティーはやっぱりどうしても低い。相手選手の方が背後に出るタイミングとか、背後に出すボールの質も高かったですし、あそこは逆に言うと、得意な方でプレーしなきゃいけなかった選手たちが、プレーの質が良くなかった。認識のズレという点では今日は多分なかったと思っていますが、逆に言うと、そのサッカーだとその先もないのかなというのは今日見て感じました。やっぱりストロングになっていないので、結局点は入らなかったですが、飛鳥戦のときの方がチャンスは多かったですし、今日に関してはそういう選手たちがそういうプレーをしなきゃいけないのに、相手に全然通じなかったので、自信を失っているのか、思いきりの良さが出ないのか。『前半0-0ということを頭に入れた上で点数を取る、ある程度自分たちのサッカーをしながら特徴を生かしながらやってほしい』とは伝えていたのですが、なかなか伝わりきらなかったというか。今週に関しては『今日みたいな感じの前半をやろう』という認識でスタートしてるので、小林に関しても縦パスを刺すよりはサイドに振ってくれていたので、それはできていたのですがそこに入った時にうまくいかなかった印象ですね」

 

 

──結果として現状6連敗になっています。監督自身の責任はどのように感じていますか?

「ある程度継続できる(という面で見て)人を会社がジャッジする方がいいと思うので、連敗の責任は自分にあるのですが、会社のジャッジに従って僕は僕の仕事をやるだけです。

今日の結果は、準備した上での長いボールも織り交ぜていこうという狙いでした。天皇杯の時とそんなに変わらなかったので、やっぱり練習量や選手構成も違うと思います。相手は長いボールの入れ方やセカンドボールのダッシュの仕方とかもうまいですし、そういうタクティクスがしっかりできているので、そこはやっぱりプロの監督ですし、自分もここの責任っていうのを感じながら、やっぱりやりきる選択をしっかりやっていくしかないと思っています。そこはやっぱりなんとかチームを立て直したいという気持ちがあります。わかること、わからないことをゲーム(公式戦)でしか感じられないのがちょっと残念ですが、改めて分かったこともあるので、そこをしっかり向き合ってやっていかなければならないと考えています。

ただ、僕もコーチングスタッフも、選手個人がガラッと一変できるように、手を変え品を変え取り組んでいますが、それでも結局は結果なので。そこのアプローチはいろいろな方法があると思いますが、なかなか変わらないのは本当に難しく感じています」

 

 

──試合が終わってからサポーターからもいろいろな言葉があったと思います。それをどう受け止めていますか?

「本来ならば起こるはずのない連敗だと思います。ただ、起きる要素はチーム内に、自分たちにあるから起きていることなので、何を言われても仕方ない状況だと思っています。

ただ、サポーターさんの熱量ほどチーム全体の熱量が上がってないっていうのは、自分を含めてずっと感じている課題なので、そこを押し返す何かを見つけることが現代社会の中の難しい現状で。いろいろな年代の選手、人間が多くいますし、そこを一岩にすることがすごく難しい作業ですし、熱量を感じないって言われるのは、サッカーの質とかサッカーのスタイルとか関係なく、自分は責任を感じています。

いろいろなサッカーの質のところや、練習しているのかといった声に対しては、真摯に取り組んでいる自負はあります。が、1つだけ、その「サポーターさんたちが懸けている熱量ほど我々の熱量が出せていない」ということは、正直その通りだと思うので、そこは今一番僕にも必要ですし、チームにも必要なことだと思っています」

 

 

──その課題を克服するためには、どのように改善していこうと思っていますか?

「フラットにどんな戦術でも11人対11人で戦っている中で、もっとやらなければいけないのにできていないことの要因のひとつに「熱量」があると思っています。それがやれない原因は探らなければなりませんが、プロフェッショナルですし、ピッチに出た以上はいろいろな要因があったとしても出し切らなければならないと思います。

そこはもう今一度、向き合っていきたいと感じています」

 

 

──次節、今後に向けて改めて意気込みをお願いします。

「やっぱり僕も選手もですが、責任は僕に一番あると思います。でも僕だけではこのチームは変わっていけないと思うので、選手も僕ももっと変わらないと勝利はつかめないし、現状天皇杯を除きますと、次はいいチーム(Honda FC)との対戦なので、そこに対して何ができるかが試されると思うし、サッカーのやりあいになる可能性もあるので、そこに関してはやりやすさはあると思います。そこでしっかり自分たちの価値を発揮できるようにしなきゃいけないと思っています」

 

 

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