9月2日(土)に行われました「2023明治安田生命J3リーグ第25節 vs.福島ユナイテッドFC戦 」の松原良香監督記者会見コメントについてお知らせいたします。
この度も我々の試合を応援しに来てくださりありがとうございました。
非常に悔しいゲームです。
判定があれば間違いなく勝っていますが、サッカーはそうではなく、結果がすべてです。どんなに打っても入らなければ勝てないのがサッカー。
前半も選手はアグレッシブにプレーしてくれて、我々のプレーモデルの中での崩しながらやってくれました。しかし一番の課題である決定力、決めきるところ。ここができなかった。
ボールは入ってくる。でも決めきれない。いない。最後のピースの部分が尾を引いた試合でした。
少ないチャンスでゴールを決めるのが福島ユナイテッドFC。チャンス数、シュート数も少ない。対策をトレーニングでもやってきて「焦れずに、冷静に、大胆に戦おうと」ハーフタイムにも選手に伝えました。
後半もビッグチャンスありましたが決めきれず、バランスを崩して失点してしまった。
ここ最近は特に失点が少ないのがいわてグルージャ盛岡。データ的にも1失点以下のチーム。3失点は完全にメンタルが折れたということ。今日の試合の重要性はみんなわかっている。そんな中、なかなか点が取れずに1失点した。そのあともまたバランスを崩しながら失点してしまった。特に2失点してからは選手たちの、特に後ろのマインドが弱くなってしまったと思います。リヨンジもおととい高熱を出し、彼を欠いた。ただ、変わって入った弓削翼もアグレッシブにプレーしてくれました。
でも今日の試合では苦しいときに引っ張るリーダーがいなかった。あの中でもサポーターの声援を感じながら、引っ張っていく。そういうところが選手たちにあればこの結果にはならなかった。
でも色んなことがある中で選手たちは凄く頑張ってくれているのは手に取るようにわかる。「そこまで求めるのは酷かな?」と監督として思うところもある。
ただ、最後の甲斐健太郎のゴール、新保海鈴のチャレンジ、次につながる1点になったと思う。丹野研太も落ち着いて、彼らしくチームを鼓舞してやろうというのは感じました。
アクシデントでオタボーケネス、桐蒼太が交代してしまった。加々美登生もそう。大事なウイングをけがで欠いた。急遽サイドをやってくれた松原亘紀もバランス見ながら中村充孝とうまくやりながらプレーしてくれた。西大伍も彼なりに状況をみながらプレーしてくれた。分からないことがあれば直接聞いてくれますし、レベルが一段違う選手。コンディションのところ、年齢のところはあるが、非常にクレバーでトップレベルであることは間違いないです。チーム戦術、プレーモデルを理解してプレーしてくれればもっとフィットしてくれると思っています。
いわてグルージャ盛岡はシーズン当初から点をとることを言い続けてきて、そこが結果に出ていないということは、私も選手、コーチと取り組んでいるところですが、決めるというところ、それに尽きる試合でした。