6月3日(土)に行われました「2023明治安田生命J3リーグ第12節 vs.FC今治」の松原良香監督記者会見コメントについてお知らせいたします。
いわてグルージャ盛岡のホーム戦に足を運んでいただきありがとうございました。
FC今治という素晴らしいチームとの対戦でしたので「最後までタフに戦う」「一体感」というところをテーマに、我々は優勝して昇格するんだという強い気持ちで試合に臨みました。
守備の面で細かくオーガナイズするというのもこの試合で特に大事にしました。
まずFC今治はボランチがディフェンスラインまで下りてきて台形のような形でボールを動かしてきたので我々のボランチの押し出し方、そしてツートップがしっかりコースを限定しながら相手のストロングである右サイドにできるだけボールを運ばせないようにしました。
相手のエースをおさえるというところで斉藤諒をマッチアップさせましたがしっかりと相手の良さを消してくれたと思います。
攻撃面ではオタボーケネスと佐藤未勇の2トップでスタートし、彼らのフレッシュさを活かして縦のボールで押し込みたいという狙いがありました。
途中からFC今治が前線の選手を変えながら強度を高めてくることは分かっていましたのでボランチに弓削翼を、サイドに加々美登生を投入し運動量のある2人で対策しました。
守るだけではなく攻撃的なフットボールを展開したいので高さも背後も狙える宮市剛をフォワードに入れ、桐蒼太は持ち味の攻撃力で良さを出してくれました。
狙い通り早い時間帯に佐藤未勇が先制ゴールを決めてくれました。アシストした田代真一もさすがでした。狙い通りのボールでしたし、藤村怜もウイングというよりも、ちょっと中に入ってくるような4-3-3のインサイドハーフっぽくなるようにしました。
まさにそこからゴールが生まれたと思っています。
前半終了間際に同点には追い付かれましたが、最後に松原亘紀がゴールを決めてくれてテーマ通りいわてグルージャ盛岡らしい戦いをして勝利できたという印象です。