【クラブ】ヴァンラーレ八戸戦 松原良香監督記者会見コメントについて
2023年5月15日

5月14日(日)に行われました「2023明治安田生命J3リーグ第10節 vs.ヴァンラーレ八戸」の松原良香監督記者会見コメントについてお知らせいたします。

 


 

この度もいわてグルージャ盛岡の応援、また南部ダービーの試合に観に来てくださりありがとうございました。

ゲームはダービーに相応しいものになったと思います。

 

このクラブのテーマは「開闢」。
新しい強化部長、監督、スタッフ。新しいところからスタートしました。

 

今回Jリーグ30周年の記念すべきゲームの時に3連敗で我々は迎えました。
ファンやサポーター、応援してくださる全ての皆様のために絶対勝つんだと。

勝てば間違いなく我々は上に上がっていけるんだと思っていますのでそういう意味でも、今日はインテンシティ高い八戸さん相手にも3-2。

「耐える」ということを覚えながら最後クロージングすることができたのかなと思っています。

 

ゲームの中身でいきますと、2-0で前半折り返した。これも前半の立ち上がりのところをポイントとしてますので、そこで2点目とれたと。しかも松原亘紀は大学のルーキーですけど、ボランチのところから李栄直と一緒にセンターバックの前のスペースのところを管理させながら攻撃の時は思いっきり出ていく。

渾身の気持ちを込めながら彼は振り切った。それがキッカケでゴールが生まれています。
やはりトレーニングでやってきたことを素早く組織してくれました。

 

今回のテーマは「良い守備から良い攻撃」でひとつはやりました。
ふたつ目は「落ち着いてプレーすること」。

それは何を示すかと言うと、3試合で7失点していました。
それを分析すると、やはりほとんどのゴールというのが、セットプレーだったりとかビルドアップのところとか。相手のロングボールだったりとか。この3つがポイントとなっていました。

自分たちの自滅で負けたりしています。でも決してゲーム内容は悪くはなかった。私は問題は「メンタル」だと思っています。


メンタルの意識をトレーニングの中でスタッフも含めてやってきました。
そういうことをしっかり選手が汲み取って、良い守備の中で組織したり。いち早くセンターバックに戻る。クロスの対応など今週はトレーニングの中でもやってきました。

 

和田昌士のオーバーヘッドのところも、いわてグルージャ盛岡やJリーグ30周年に相応しいゴールでした。
今シーズンテクニカルの部分も強化してやっておりますのでオーバーヘッドゴールが生まれたのも、うちのチームらしいのかなとも思っています。

 

そしてうちのところからセットプレーで失点しましたが、ファーポスト全部狙われてました。
そこの修正はこれから我々の課題だと思っています。同じところからやられているので、コーチを含めてしっかり対応して今後クリアにしていきたいと思います。

流れの中で、ルーキーの松原亘紀もそうですけど、佐藤未勇。彼がゴールを決めてくれた。

 

どうしてゲーム3連敗してたかというのは、その要因の一つがセンターフォワードが流れの中で点をとるというのが一度もなかった。
これを今シーズン私はずっと徹底してやってきてました。そんな中、ルーキがこの大事なゲームの中で決めてくれた。これは非常に明るいと。

そこで僕はセンターフォワードに宮市剛を持ってきました。その理由は宮市の良さを引き出すためです。なので彼はサイドバックでやってくれてましたけど、選手層の少ない中でやりくりしながら、選手一岩となって乗り越えてくれました。

 

中村充孝に伝えました。腕章でキャプテンだけではなくて中身でもキャプテンなんだなという仕事をして欲しいと。
そこが僕が求めるところ。それを彼がしっかり示してくれたと思っています。

 

最後失点した時にちゃんとみんなで集まって、何が悪い。どうしていこうというのを自分たちで話し合って、自主性を持ちながらやっていく。これがサッカーだと思います。そういったものを最後まで出してくれて、3-2で我慢して勝てた。みんなで勝ち取った勝利かなと思ってます。


試合に出ていない選手も駆けつけてくれて、本当に新生いわてグルージャ盛岡がここからスタートしたのかなと思ったゲームでした。

 

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