6月1日（水）に行われました「天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会 vs.FC町田ゼルビア」の秋田豊監督記者会見コメントについてお知らせいたします。

＜総括＞

今日も岩手から沢山のサポーターの方に来ていただいてありがとうございました。初先発でオタボー選手が結果を残してくれて、点を取った3選手は初ゴールでしたし、リーグ戦の悪い流れを払拭するようなゲームができたのは大きかったと思います。前半1点ビハインドで折り返すことによって、勝ちに近づくことをやれたと思うので、次の試合も良い準備をしていきたいと思います。

Q1.オタボー選手今季初先発起用の理由について教えてください。

彼の能力は十分分かっていましたが、チームとしてのコンセプト戦術を理解をしてプレーできるかという部分でまだできていなかったので、試合にも出れなかったですが、オタボー選手のためのトレーニングをした結果、プレッシングのところもそうですし、攻撃の面では良いものを持ってるのでそういった意図で起用しました。

Q2.リーグ戦で試合した時と何か変化があるのでしょうか。

システムが変わっているのと、メンバーが変わったというところが大きいと思います。選手たちのモチベーションが高く、勝ちに飢えてたというところですかね。

Q3.町田を1点で抑えた守備はどういった評価ですか。
バランス的に悪くないですし、シーズン始まった当初よりも精度が上がっていますが、我慢ができなくて1つのミスでやられてしまうというところがありました。ただ、得点を取ることによって大きな自信、余裕が生まれてきたというのがあると思います。

Q4.リーグ戦での課題であったり、どのような事を感じていますか。

個の差だと思います。1対1の戦いに負けることが多かったです。ただ、そこを改善してきた部分が非常に大きいです。今日も球際、競り合いでもしっかり戦えました。あとはJ2のクオリティで、戦うしかないという開き直りの部分が大きくなっているので、全員で体を張って全力でやらないと勝てないというのが十分に分かったと思います。ただ、全力でやればどんな相手にも勝利をもぎ取ることができるのも分かっていると思います。中々1つの壁が乗り越えられなかったですが、今日は点を取れたことによって勇気をもらった1点でした。

Q5.次のリーグ戦にも繋がる大きな理由になりましたか。

そうですね、ちょっとした歯車だと思います。しっかりと噛み合うように回り出すことが、選手たちの自信ですし、どんな状況でも耐えられるメンタリティをになってくれると思っています。

Q6.選手交代の意図を教えていただけますか。

1回目の3TOP交代は、一気に運動量が落ちる予想はついていたので、一緒に3人を交代させるプランは持っていました。ボランチの脇本選手は疲れてくるのが分かるので、そのタイミングで変えました。加々美選手は足を攣るのが多いので、守備を考えて宮市選手に変えました。

Q7.采配の部分はリードしたところで余裕を持った部分はありますか。

ずっと余裕を持った采配をしたかったのですが、追いかけることが多くて出来なかったです。選手たちはアクセルを踏んで体を張ってくれています。毎試合怪我人が出るくらい全力で戦ってくれているのはわかっているんですよね。こういった戦いをしていくことで、選手としてもチームとしても成長していくと思いますし、これからの飛躍に良い弾みになったと思います。