【神川監督 会見コメント】
あっという間に11月を迎えて残り3試合、ホームゲームも今日含めて残り2試合ということで、これまで自分たちの積み上げてきたスタイルというのをどれだけやはり福島(ユナイテッドFC)さん相手に出せるか、それだけを願いながら(今週のトレーニングを)やってきましたし、選手たちとも話しましたし、あとは最後まで攻撃的な姿勢を貫くと。とにかくそれをやっていこうということで彼らには伝えました。細かいところはコーチ陣が伝えてましたけれども、大まかなところでそういうゲームをやって欲しいということを彼らにお願いしました。結果、このような4-2というスコアをもって勝つことが出来て、6月12日のあの忌まわしいゲーム(第12節、アウェー福島戦、1-3●)のリベンジを果たすことが出来た。自分たちに対してですね、あの時の私含めて自分たち自身が、(応援して頂いている皆さまに対して)本当に申し訳ないゲームをしたことへの少しでも罪滅ぼしができたかなと思っています。それはやはり今日も数多くのサポーターの皆さん、そして我々を日頃から応援して下さっている全ての方々の後押しがあってこそだと思うので、そういったことに感謝しながら今日の勝利を祝いたいなと思います。
ゲームに関しましてはおそらく相手はブロックを形成して我々のパスを主体としたサッカーを中央を締めることで防いでくるだろうと。そういったなかで早いタイミングでのクロス、それとロングスローを絡めたセットプレー、そういったところに彼らは活路を見出してくるだろうと。それに対しては実は(前節の)長野(パルセイロ)戦でかなり経験して今週1週間準備できましたので、1週間前に経験したことを活かしながら積み重ねていければ、今日は絶対に防げると、人数さえしっかり揃えられれば必ず防げると考えて対応しました。結果、後半GKのところを狙われるだろうと僕は予告したんですけれど、ちょっと上手くいかなくて残念な失点をしてしまいました。最後は相手のどう見ても190㎝代の選手があれだけいるとですね、「1点は仕方ないかな」と思っていたなかで失点してしまいました。ただそれは今後の残り2試合で少しでも改善に向けて努力していく、そういう意味では良い課題を福島さんの方から与えて頂いたのではないかなと思っています。
そして攻撃姿勢を強めるといったなかで垣根(拓也)のミドルシュート、谷口(堅三)の粘り強い2点目、最後の勝負を決定付けた4点目、本当に今日は谷口が、彼とは今週けんか腰のようなやりとりもあったなかで相当胸に秘めたものがあったのでしょう、彼のキックオフ後のチェイシングでの第一歩のスピードとパワーがすごくありまして、彼の今日の意気込みを見ました。その後も体を張って本当に攻守にわたって戦い抜いてくれて、本当によくやってくれたことが表れた2点目、4点目だったと思います。3点目はたまたまパウロン選手のクリアミスを上手く拾って最後は鈴木(達也)から梅内(和磨)ということで、よく後半立ち上がりに決めてくれたなと。あれでほぼほぼゲームの主導権を握れたと思ったんですけれど、残念な失点がありそこから何とか3-2になる時間を遅らせてですね、粘り強く対応してくれたと思います。選手たちはここ数試合でまたいろんな学びをしながら積み重ねていることを今日のこのピッチ上で示してくれたなと本当に感謝しています。次節の鹿児島(ユナイテッドFC)戦が楽しみになったなという印象です。