今日は我々のためにここまで足を運んで下さったファン・サポーターの方々に申し訳ない気持ちしかないです。このような試合をする環境を整えて頂いた関係者の皆さまには感謝したいと思います。
試合の方は警戒していたセットプレーでやられてしまい、さらに失点の仕方や時間帯、あんなにも簡単にやられてしまえば相手にとってはすごく試合運びが楽になりますし、自分たちでそうさせてしまったと思います。前半のうちに流れを取り戻すべくトライしたのですが、相手が攻撃サイドを替えた時に我々の守備が手薄なところを見逃さずにしっかりと突いてきて、立て続けに失点してしまったところが敗因だと思います。
ただ、今日の結果は受け止めて、残りの11試合に向けてしっかりと準備をし、1試合でも多く良い試合、勝利を積み上げていきたいと思います。
■最近の富山は背後を狙うという傾向にある中、前からのプレッシャーで挑んだ。引いて守るという選択肢は考えなかったか?
(菊池監督):今日もそうですが、ここ最近は先に失点しまう流れにあり、そこをまず改善できれば良いのですが、なかなかそうならない中で、相手がリードしている状況ならば引いて守るのは相手にとって怖くないですし、試合を進めやすくなるだけなので、前に出る選択をしました。その裏のスペースを取られて失点を重ねてしまったのですが、ボール自体は奪えていてチャンスにもなり得たシーンもあったのですが、奪ってからの状況であまりにもミスが多く、逆にそこから攻撃を食らうという悪循環に陥ってしまいました。技術的な側面もありますが、全員が奪った後に失わないこと、前向きな状況にありフリーな選手をしっかりと使っていくこと、スペースを有効的に使うことを出来れば今日のような試合にはならないと思います。90分間のうち、常に変化を続ける中で瞬時に良い判断とプレーの選択をするというところが欠けていると思うので、そこをトレーニングから取り組んでいかなくてはいけないと思います。
■ハーフタイムの指示で「後ろからもっと持ち出そう」ということだったがどういった意図があったか?
(菊池監督):前半から足元へのパスに偏り過ぎていて、さらにそこからミスが生まれていたので、変化をつけるという意味で運ぶという意味で指示を出しました。前節(9/7(土)第22節vs藤枝MYFC)はそれが上手く出来ていたのですが、今日は出来ていなかった。パスの出し手の体勢も悪ければ受け手もポジショニングが悪くて孤立しボールを失うというシーンが多かった。パスだけでなくドリブルを入れることによって局面での数的優位を作ってパスも上手く回るようになりますし、テンポが良くなると思いますので、そういった指示を出しました。こちらがその部分で上手くいかなかったのに対して、相手はシンプルにその部分に迷いがなかったので、我々が後手に回ってしまいましたし、失点を重ねてしまいました。その部分の差が結果となって出てしまったと思います。