【試合情報】第71回国民体育大会 準々決勝vs宮城県 神川監督コメント
2016年10月04日

【神川監督 コメント】

-今日の試合の結果を受けて

まずは東日本大震災復興の架け橋として位置付けられた、この「希望郷いわて国体」でなんとしてでも優勝したいという強い気持ちを持って、この9ヶ月間、準備をしてきたのでですね、ここで敗退してしまったというのはとても残念です。

 

-試合を振り返るとなかなか厳しい展開ではあったが?

試合が始まる前から宮城県と岩手県を比較した時に個の能力が圧倒的に宮城の方が上というのはわかっていたので、どれだけ耐えて少ないチャンスを活かすか、セットプレーやカウンターで勝機を見出そうとしていたんですけども、やはり宮城の献身的な一人一人の戦う姿勢、確かな技術というのが我々を基本的に上回っていた。選手たちにも言いましたけれどもハッキリ言って完敗だと。そういう風に今は感じています。

 

-後半の残り10分の時間帯では攻撃の形を何度も作ってセットプレーも獲得していたと思うが、それは修正をしたからか?

それもありますし、相手が少し疲れたのではないかなという印象はあります。前に前にという意識も少し出てきたので。ただ我々のやろうとしているフットボールにはかけ離れていました。あんなに浮き球を蹴るのはうちのサッカーではないので。そういう意味では相手はしっかりボランチのところで縦パスを消して、梅内(和磨)とか垣根(拓也)のところに前半はボールが入らなかったので、そのあたりは相手を褒めるべきだと思います。

 

-その中でも何とか守りきって延長戦に持ち込んだが、どんな指示を送ったか?

延長戦に入っても、特に後半は割と前にボールが運べてセットプレーも獲得出来ていたので、その流れは変えないと(伝えた)。特に新しい戦術を用いるということは考えていませんでした。ただ、最終的に0-0で延長に入ったら、最終的に失点してしまったので変えざるを得なかったですけど、元々失点しなくても井上(丈)あたりを切り札に置いて、そういったジョーカーをどこで使うかというのは算段していました。ただ足をつってしまう選手だとかっそういった選手のことも考えて、最後のカードは残していたというところです。

 

-地元・岩手の皆さんも応援していたと思うが?

申し訳ないという気持ちでいっぱいです。ただ選手たちは最後まで精一杯戦いましたし、失点も若干不運な部分もありましたので、そこに関しては彼らは胸を張ってスタジアムを後にして欲しいですし、我々は今度は「グルージャ盛岡」としてJ3リーグを6試合を残していますので、そこで成長した姿をお見せ出来るように日々精進するしかないと今は感じています。

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