【試合情報】天皇杯第99回全日本サッカー選手権大会1回戦vs山梨学院大学ペガサス 菊池監督会見コメント
2019年5月26日

<菊池監督コメント>

今日はスタジアムに足を運んで頂いた方に勝利を届けることが出来て良かったと思います。ゲームは前半からゴール前までの形というのは出来ていたのですが、なかなかフィニッシュまで持ち込むことが出来ませんでした。チャンスを決めきれなかった結果がスコアに表れているかなと思います。ただ、谷口海斗選手のゴールで勝利したというのはチームに勢いを与えてくれますし、「3回戦進出」というチームの目標に近付くゴールだったと思います。2回戦はJ2の柏レイソルとの対戦ということで、強いチームに立ち向かうチャンスなので、しっかりと準備をして次のリーグ戦を含めて、さらにパワーアップをしていきたいと思います。

 


<質疑応答>

■シュートの精度というよりその一つ前のプレーにミスが多く、ゴールに繋がらなかったように見えた。そのあたりはどうか?

(菊池監督):アタッキングサードで「いざシュート」という場面でずれが生じてしまい、シュートにまで至らない場面もありました。そこは今後に向けてすり合わせをしていきたいと思います。

 

■今季公式戦では初めて福田(友也)選手を欠いたなかでの3バックの組み合わせ(木下高彰、米原祐、深井脩平)だったが手応えは?

(菊池監督):3人で試合中はよくコミュニケーションを取っていましたし、しっかりと今日のゲームでのポイントを見極められていたのではないかと思います。やられそうなシーンもありましたが、チームとして久しぶりに「0」で抑えられたというのは評価出来ると思います。

 

 

■決勝点を挙げた谷口選手は前半からスプリントを繰り返し、疲労が見えたがピッチに残した理由は?

(菊池監督):リザーブの攻撃陣は準備させていたのですが、彼のゴールへの意欲というのをすごく感じたので、今日に関して言えばキャプテンマークも巻いていつもより責任感もあったでしょうし、「替える」という選択肢もなくはなかったのですが、ピッチに残して結果で応えてくれたので、彼の貢献には満足しています。

 

■ゴール後に攻撃的な選手を投入(菅本岳、梅内和磨)したが、「追加点を取る」という狙いだったのか?

(菊池監督):そうですね。つなぎの部分で相手に自由な時間を与えてしまうと、危ないシーンはどうしても作られてしまう。引いて守ってしまうより前線から相手のボールホルダーに対してプレッシャーをかけた方が良いと判断して、上手くいかない場面もありましたが、チームとして前でボールを保持したいという狙いを持って、彼らを投入しました。

 

■ここ数試合はミスでリズムを崩して相手に主導権を渡してしまった中で、今日も立ち上がりは押し込めていたようが、パスミスなどで徐々に相手に流れがいきかけていた時間もあったが、その要因を教えて欲しい。

(菊池監督):相手もそうでしたが「予測」と「準備」という場面で遅れがあったのかなと思います。

 

■今日の試合においては「勝利」ということが収穫だと思うが、内容的な部分でどこかに不満はあるか?

(菊池監督):前半の試合の入り、ボールの動かし方、選手の立ち位置に関してはそこまで悪いとは思いませんでした。ただ、シュートに至るまでの過程でのミス、浮かしてスルーパスを狙ってみたりなどというのはアイディアとしては悪くないと思いますが、ゲームの流れを掴むにはきっちりとシュートで終わるということも必要だと思いますので、ちょっともったいなかったかなと思います。相手にプレッシャーをかけられて蹴ったボールを相手に渡らせてしまったり、そういった場面も一つ後ろに下げてパスを繋ぐというだけでもかなり違ったかなと思います。ハーフタイムでもその部分は伝えたのですが、自分たちでリズムを作りきれなかったかなと思います。

 

■来週から再開となるリーグ戦に向けて意気込みを。

(菊池監督):先ほど話した通り「そのパスが通るか通らないか」「そのボールを奪えるか奪えないか」という局面で気になるところが散見されたので、今後気温が高くなっていく中で「いかにボールを動かしていくか」ということをふまえて準備をしていきたいと思います。

TOPへ戻る

Advertisement