【試合情報】パルコホームPresents2019明治安田生命J3リーグ第9節vsセレッソ大阪U-23 菊池監督 会見コメント
2019年5月19日

<菊池監督コメント>

今日は多くの方にスタジアムに足を運んで頂いて、休日の貴重な時間をサッカー観戦に充てて頂いたのですが、勝利することが出来なかったことは非常に残念でした。ゲームの方は、前半は長い時間、相手にサイドを使われていたのですが、後半は我々のミスが目立ち、相手に我々の守備の内側を取られてしまいました。もったいない取られ方、しかも同じような取られ方が2つとオウンゴール(公式記録上は相手選手のゴール)を自分たちが招いて失点してしまったという事が残念でした。スピードがある選手に対してDFラインが少し下がってしまったのが、中盤でボールを奪えなかった要因だと思います。

 


<質疑応答>

■今日は風が強い試合で前半は風上、後半は風下だったと思うが、その点に関する対策や指示は?

(菊池監督):風上に立つと相手の長いボールが少なく、後半は我々も苦労しましたが、勢いを持って前に行けるというところが前半の方があったかなと思います。帰陣が早い相手の守備に8枚のブロックをなかなか攻略出来ず、1点を取った形というのは準備していたものだったので、そこに関してはポジティブに捉えたいと思いますが、失点に関しては本当に残念な取られ方でした。

 

■麦倉(捺木)選手が交代して薮内(健人)選手、梅内(和磨)選手を残したまま前線の選手を投入した。点差もあったと思うが、選手交代の意図は?

(菊池監督):麦倉選手もかなり優れた武器を持った選手ですが、「ボールを動かす」という部分で外側に対してはボールを入れることが出来ていたのですが、やはり一番守備が固い相手の守備の内側を突破していかないと得点はなかなか生まれないかなという印象だったのでそこを意識しての交代でした。ただ、背後を狙うという部分が消えてしまったかなと思います。

 

■グルージャの3バック間のスペースを通されて失点に繋がったと思うが、今までは少ない失点で防げていたものが背後を取られるような問題が表れてきたのはこれまでと今日の試合で何が違ったのか。

(菊池監督): 富山戦(4/14(日)第6節1-2●)と同じような現象になってしまいました。我々の中盤でスペースを与えてしまって、そこで前を向いた状態の選手を多く作られてしまったというところだと思うので、相手の2枚の選手がスピードのあるFWの選手で、前半もそうですがシンプルに長いボールが入ってきていたというところが、後半になって我々の中盤が間伸びしてしまった結果として失点してしまったかなと思います。

 

ビルドアップの部分、ミスも非常に含めてうまくいかない部分が多かったと思うがその原因はどのように考えているか?

(菊池監督):シンプルに技術的なミスと、状況判断も含めてですが、ボールの持ち方が悪いシーンもあったと思いますので、ここは修正したいと思います。ピッチ状況は同じですが我々と相手の選手たちの技術力に差があったと思います。

 

選手交代について、ボランチの石井(圭太)選手に変えて谷口(海斗)選手を入れたと思うが、江頭(一輝)選手ではなく石井選手を交代したのはどういった狙いがあったのか?

(菊池監督):江頭選手も前に出れるという事と正確なミドルも持っていますし、攻撃に関してボールを動かすという事に関しては、江頭選手の方が出来る部分が多いです。ただその分、守備のリスクを考えると、ゲームの中ではカウンターを受けるシーンやパスミスで我々の3バック対相手というシーンが作られてしまったことについては、裏目に出てしまったかなと思います。

 

今の話にも通じるが、バイタルエリアでの強度あるいはスペースの管理という部分がかなり後手に出て、対応が甘かったところがあると思うが、全体としてはどう改善を図っていくか?

(菊池監督):良いゲームが出来る時というのは全体の守備意識が高く、コンパクトな状態が作れていました。相手が入れてきたボールに対してしっかりとアプローチ出来れば良い試合運びになっていたと思います。今日は潰しに行けるところで潰しに行けない、潰したいところで前を向かれてしまう、そういったところが出てしまったかなと思います。

 

■来週行なわれる天皇杯1回戦(5/26(日)vs山梨学院大学ペガサス)への意気込みは?

(菊池監督): リーグとは異なり、1発勝負という事で負けられないレギュレーションとなる試合ですので、リーグ戦とは違った相手となりますが、今日の課題、前に出るとか球際で勝つといった部分を徹底して1回戦突破を狙いたいと思います。

TOPへ戻る

Advertisement