【試合情報】岩手銀行Presents2019明治安田生命J3リーグ第3節vsブラウブリッツ秋田 菊池監督 会見コメント
2019年3月24日

■菊池監督コメント

今日は本当に多くの方に集まっていただいて結果として勝利できたことは良かったと思いますし、皆様の熱いご声援のおかげで勝利できたという事は一つの大きな勝因でした。ゲームの方は苦しい時間帯もありましたし、自分たちのリズムを崩してしまう時間帯もありましたが、そういった中で先制点を取れたのは大きかったと思います。ただ、後半相手も交代もしてくる中で我々として狙いをもって送り出したものが、なかなか上手くはまらなかった部分もあったので、そこは修正して次のゲームに挑みたいと思います。2点目取った後も不要なプレーというか、チームとしてやっていい事、やってはいけない事という所が続いたところであのコーナーキックからの失点となってしまったので、そこは修正したいと思います。ただ選手たちが最後まであきらめずにゴールへ向かうという姿勢は最後の3点目に繋がったと思いました。次のゲームにこの流れ、パワーを繋げていきたいと思います。

 


<質疑応答>

■開幕3戦を終えて2勝1敗。この結果をどう捉えているか。

(菊池監督):今シーズン掲げた目標に関してはそこが一つのポイントだと思うので、色々なチームが色々な目標、立場で戦っている中で2勝1敗という結果は狙っていた部分もあるのでそれに関しては結果としていい傾向だと思います。昨年度はこれを継続できず、いい状態、悪い状態の波が激しかったのでそこは今年度は波を少なくして、一桁順位という目標を意識して取り組んでいきたいと思います。

 

■秋田の状況として勝ち点3をしっかり取りに来るというのが予想されていたと思うが、その中で先制点を取って折り返した。後半から、かなり前に来る予想は立てられたと思うが、具体的にどのような指示をしたか。

(菊池監督):立ち上がり15分過ぎくらいから嫁阪(翔太)選手を含めサイドでの守備の仕方、サイドで2対1の場面を作られるシーンが多くなってきて、「じゃあ誰がゴールへ行くのか?」という所をはっきりさせるというところで後半へ送り出しました。攻撃に関してはボックスにもっと入って行こうという事と、シュートで終わるという事は徹底させました。

 

■ここ2戦ではなかなか流れの中から決定的なチャンスも数少なかったが、今日はゴールシーンも含め色々な形を見せてくれた。この辺りの改善というのはどのように考えているか。

(菊池監督):キャンプからトレーニングしてきたことですし、ゲームの中で「どこを攻撃していくか」というのがグループとして見えてきたことが今日の得点に繋がったかなと思います。個人個人が持っている技術的なストロングの部分が今日の試合でよく出ていたのではないかと感じています。クロスにしてもその前の崩しのパスにしても鈴木(達也)選手のクロスの入り方もそうですし、菊池(将太)選手の1点目も個人の特徴がよく出たかなと思います。これが合わさったところが今日の良かった点だと思います。

 

■鈴木達也選手は今季初先発だったと思うが、かなり出色の出来だったように見られたが彼に対する評価はどうか。

(菊池監督): キャンプからもずっといいコンディションでやってくれていたので、今日の戦い方の中では本当に期待通りのプレーをしてくれました。本人も開幕して2試合メンバーにも入らない状況の中でそれでもしっかりとレーニングは積んでくれていました。もちろん鈴木選手だけではなく他の選手たちもいつ誰が出ても良いように、良いプレー、良いパフォーマンスを出来るよう全員が準備してくれていると思います。

 

■今シーズン守備を重点的に取り組んできて、今日も最後の最後失点はあったが、この3試合最少失点以内で抑えているということで昨シーズンから決定的に変わった部分はどこか。

(菊池監督): 一言でいうと粘り強さが出てきたと思います。前半には相手のシュートがポストのバーに当たるというシーンはありましたが、ああいうシーンはまだまだ改善ポイントだと思いました。シュートが簡単に飛んでくるという場面は修正していかなければいけないと思います。それ以外の所では最後の最後まで体を張るという事や、シュートを打たせない、ボールを奪いきる、相手の前に入るという所は出来てきたかなと思います。ただ、最後の藤沼(拓夢)選手に取られた点は防げないと0-0のゲームだったら負けていたのでそこは修正したいです。

 

ホーム開幕戦を白星で飾ったという事は大きな意味があると思うが、改めてどう捉えているか。また、この勝利を今後もつなげていきたいところだと思うが、どうつなげていくか。

(菊池監督):ホーム、また北東北ダービーという戦いの中で秋田さんに勝てたという事は、チームとして自信になったと思います。先週アウェイでFC東京U-23に勝利するいい流れができて、今週もホームでこういった形で勝利できたという事は、悪い部分よりも自分たちの良い部分が出たからだと思うので、今後もしっかりと継続して次のゲームに挑みたいと思います。今日、選手たちとは、集まってくれた人たち、来れなかった人たちへも明るい話題を提供しようと、結果はどうであれ最後まで諦めない姿勢は見せようと共有しました。この部分は次のゲームにもつながってくると思います。

 

■最終ラインが体を張ってしっかり守ったのは素晴らしいと思ったが、その前の取りどころで迷っているように見えたが?

(菊池監督):秋田さんのシステム上どうしても我々が遅れて守備に入るところがあってそこのズレという部分は修正が必要だと思います。同じ立ち位置だとはまるんですが、そうじゃない立ち位置でボールを動かされ、取りに行ったけど、はがされるというシーンがあったと思います。そこは狙いどころが少しずれてしまったと思います。相手の選手達の立ち方が良い時にも同じようなボールの奪い方をしていたという点が、前半のボールをうまく取れなかった要因かなと思います。後半はその部分を修正しました。

 

■3試合終わって、どのくらいの手応えを感じているか。

(菊池監督):1戦1戦、準備したことを選手たちがピッチ上でプレーしてくれていることが本当に素晴らしいことだと思います。また、次の相手もJ2昇格という事を目標にしている強いチームです。初戦、2戦目、今日も相手は強くて、厳しいゲームでしたが、何とか次も良いゲームが出来るように準備したいと思います。

 

■リーグ序盤、まだ3試合だがこれまでに点数をつけるとしたら何点か。

(菊池監督):点数からすればまだ50点くらいでしょうか。3試合しか終わっていませんのでこれからもっともっと良いパフォーマンスをしないと一桁順位には到達していかないと思いますので、選手たちの伸び代を最大限に引き出せるような指導をしてトレーニングをしていきたいと思います。

 

■サポーターの皆さんへ一言

(菊池監督):今朝、雪が降って、本当に寒い中、どれだけの方が集まってくださるか心配がありましたが、多くの方に来て頂いてチームの後押しをしていただけたと思います。皆様の応援があってこその我々ですので、温かいご声援を頂き感謝します。次のゲームも皆様のお力をお借りして我々の最大のパフォーマンスが出るような後押しを頂けるとありがたく思います。来週もホームゲームが続きますので、一岩となって戦って頂ければと思いますのでスタジアムへ足を運んで頂きたいと思います。

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