【試合情報】岩手ダイハツPresents2018明治安田生命J3リーグ第6節vsブラウブリッツ秋田 菊池監督 会見コメント
2018年4月08日

■菊池監督コメント

今日は前半はかなり苦しいシーンが続き、風の影響もあったのかなとは思いますが、かなり前に、裏に、と押し込まれた印象でした。後半はこういったゲームを今まで落としてきたので、「今度は後半は勝ちにいくぞ」ということでボールを動かしていこうと指示をして臨みました。結果的にピンチもかなりありましたが、チャンスで決めきったということ、あとは交代で出た選手も含めて、とにかくみんなで戦って掴んだ勝利かなと思います。

 


<質疑応答>

■前半と後半で全く違う試合展開となったが、風の影響の他に何か要因はあるか?

(菊池監督):ボールが動いていなかったので、かなりブラウブリッツ秋田の長いボールで我々も中盤にスペースを作っていましたが、秋田にもスペースができているという中でそれをうまく使えていなかったということと、そこで谷村選手を投入して、ボランチのところで後半はボールを少し動かしていこうという狙いがありました。そうした結果、サイドでも中でも良い形でボールが奪えていたというところと、谷村選手が前へ前へ行くところがかなり効いていたんじゃないかなと思います。

 

■菅本選手、鈴木選手と交代で出た選手がチャンスを作り、結果を出したがそのあたりはどうか?

(菊池監督):菅本選手も少し前に体調を崩して試合に出れなかったのですが、体調も回復して、万全でしたし、昨シーズンから言っているのですが、チーム全体として「走る」というところですね。90分通してひとりひとりじゃなくてチーム全体が走力を落とさないというところで狙いではあったので、そこは良かったかなと思います。あとは今日の試合で点を取った菅本選手、鈴木選手も含めて交代で送り出すときは「点を取って欲しい」という思いがありますし、本人たちにも伝えていますが、出来るかどうかはその選手自身だと思うので、そういう意味では個人の成果が上がっているなと思いますし、今日の試合で言えば、彼ら2人ともよく決めたなと思います。本当にいいプレーが出てよかったです。

ただ、2点目の直前の相手のコーナーキックがバーに当たったシーンなんかは、あの時間帯でファウルやゴール前の競り負けてしまったところなど、そういったところをしっかりと修正していかないと、なかなか連続した勝利には結び付かないと思います。そういった課題を取り組む中でも個人戦術に近い部分があるかもしれないですが、全体として修正をしていきたいです。

 

■菅本選手、鈴木選手がそれぞれ交代で試合に入る前にかけた言葉はあるか?

(菊池監督):先ほども申し上げましたが、交代で入る選手には「点を取って来い」と、あとは彼ら2人だけなく谷村選手含めて3人に「流れを変えて来い」というような声をかけました。

 

■鈴木選手は今シーズン初出場で初得点となったがそのあたりの評価はどうか?

(菊池監督):キャンプまでは調子が良かったのですが、原因不明の膝の怪我で長くかかってしまったので、全員から「試合に出る」という意気込みは感じるのですが、鈴木選手の眼は本当に「出してくれ」という感じに見えたので起用しましたし、その起用に結果で答えてくれたので、非常に良かったです。今日はゴールという結果が出ましたが、本来は得点というより90分を通してサイドの選手として運動量もある選手なので、今後は十分に自分の特徴を生かしてプレーしていって欲しいなと思います。

 

■今シーズン始まってから無失点の試合がなく、守備面で苦しんでいるように見えるが、今後の具体的な修正点はどこか?

(菊池監督):今日も失点失点したセットプレーはチームとしては警戒していたのですが、あの位置でのあのファウルだったので、いくら気を付けようとしていても、どうしてもその瞬間瞬間で選手の判断に拠る部分があります。そういった意味では、失点を防ぐためにそのエリアの中でどういったプレーが必要かっていうところを改めて確認していかなければダメかなと思います。秋田の杉山監督も時間帯で色々とプレーを選手に選ばせていたというのがあると思うので、そういったところも課題としてやっていかなければと思います。失点をゼロで抑えるということは、チームとして重点を置いて取り組んでいることでもあるので、そこは継続的にトレーニングをしていきたいと思います。

 

■前半押し込まれた展開となり、これまでの試合も含めてハーフタイムを終えないと流れを変えられないというような、ピッチの中で状況を変えられないという部分があるように感じるがそのあたりはどうか?

(菊池監督):入り方も含めてですが、少しゲームの流れ、展開というものを意識させながらやっていきたいなとは思うのですが、流れの悪い中で失点してしまったというところが一番の問題だと思いますので、まずポイントとしてそこが問題かなと思います。選手たちにも状況に応じてもっと自信を持ってボールを動かせるシーンがあると思いますので、そこは今後も伝えていきたいと思います。

 

■相手のロングボール、空中戦が多い中で、グルージャとしては地上戦に持ち込みたかったと思うが、なかなか落ち着かせることができなかったように見えたがその辺りはどうか?

(菊池監督):長いボールに対して、秋田の中で規則的な動きがあると思うので、そういうところに良いボールが入った瞬間、我々の背後にボールが出て7番(前山恭平選手)とか11番(久富賢選手)とかが前を向いて仕掛けてくるというその脅威は、何回か危ないシーンを作られたと思いますが、それ以外の部分で弾き返したセカンドボールを拾えなかったので、そこのボールの拾い方も含めて、取ったボールを後ろに下げるのではなく、しっかりと前に持っていくというところがトレーニングでは必要かなと思います。

 

■今日の試合を終え、ホームでは2勝1分だが、ここまでの成績を振り返ってどうか?

(菊池監督):ホームでは結果が出ていますが、まだまだ0-1で負けてしまった沼津戦(J3第2節)なんかは、本当に最低でも引き分けなきゃいけないゲームだったというのは、選手たちと共有はしているのですが、今日の流れは失点からのスタートだったのですが、こういったゲームを勝ちに持っていけたというのは本当にチームの自信にもつながると思いますし、これを今日だけのものにしないで次に繋げていくためにも、「失点ゼロ」というところを目指していきたいなと思います。

 

■江頭選手が今シーズンスタメンでの初出場だったが、今日のプレーを振り返ってどうだったか?

(菊池監督):ボランチとして技術的には他の選手と比較して遜色ないです。ただ、少し距離感を作ったり、ボールが動いた時にちょっとサポートが遅かったりというところが課題かなと。運動量もある選手だと思うのでもっと自分の特徴を生かした中でプレーできたらもっと良かったのかなと思います。

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