【試合情報】第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会 1回戦vs早稲田大学 神川監督 会見コメント
2016年8月28日

【神川監督 コメント】

まずは今日、晴天に恵まれて非常に環境が良い中で天皇杯1回戦を戦わせて頂いて、岩手県サッカー協会をはじめとした関係者の方々、熱い声援を繰り広げて頂いた早稲田サポーター、そして我々の拠りどころとなっているグルージャサポーター、ファミリーの皆さまに深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

今日の試合の焦点は早稲田(大学)さんの早い攻撃ですね、それに対してどちらかというとJ3というのは展開は速くない。その速い展開に慣れていないグルージャがその速い展開に早く慣れてしっかり守備が出来て自分たちの攻撃のテンポをいかに早く作れるか、といったところをポイントだと考えていました。あとはセットプレーですね。J3で揉まれている分、(早稲田大学に対して)一日の長があるのかなと。早稲田さんの映像を見るなかで(そういった瞬間を)垣間見れたので、拮抗した勝負の中でセットプレーが(勝負の)分かれ目になるのかなと、そういった想定でゲームに入りました。たまたまそのセットプレーで、風も手伝ったのでしょう、上手い具合に入った早い時間帯の1点が今日の試合を大きく左右したのかなと思っています。

 

その後、早稲田さんのお株を奪うようなロングボール主体の攻撃をしたんですけれども、あれに関しては試合前にウォーミングアップで髙﨑(康嗣)ヘッドコーチが「ピッチコンディション等様々なことを考慮すると(スタイルである)つなぐサッカーは嵌ってしまい、早稲田のリズムになってしまう」ということで急遽、ロングボール主体でリスクを冒さないサッカーをした方が良いという指示がありましたし、私もそう感じていたので選手たちがそこで割り切ってプレーしてくれたので上手く機能したのかなと思います。

 

後半になって相手の間が空いてきてから本来のパスワークというのも充分見せることが出来たと思いますし、そういった中から3点目、4点目、3点目はカウンターでしたが、4点目は(崩して)取れたので、次のラウンドに進むにあたって自分たちのサッカーを少しずつ披露しながら勝てたというのが今日の収穫だったと思っています。

 

ただ、皆さんに誤解して頂きたくないのはたまたま今日は4-0というスコアになりましたけれども、決して大学チームの力がない訳ではなくて、彼ら早稲田はタイトなスケジュールを縫ってこの天皇杯に乗り込んできたと、我々の方がホームで戦えたということなど利がこちらの方にあって、たまたまこういったスコアになっただけで力関係的に言えば、早稲田さんの方が個の力があったんじゃないかなと思います。運が味方してくれたのもあるし、選手の勝ちたいという気持ちが全面に出ていたというのが結果に表れたと思います。驕ることなくしっかり謙虚に受け止めて次のJ1・(ベガルタ)仙台に挑みたいと思います。仙台には(明治大学時代の)教え子もいるので彼らと真剣勝負の舞台で戦えるということを非常に楽しみにしていますし、そういった舞台に連れて行ってくれた選手たちには本当に感謝しています。とにかくこの1週間は仙台に勝つ為に最高の準備をして次戦に臨みたいと思います。ありがとうございました。

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